日常。

アニソンやライブ、聖地巡礼など

【感想/応援記事】諸星すみれ『smile』/リリイベ@新三郷

かなり良いスタートダッシュを切ったと思います!今後も応援し続けたいなと思ったので、魅力を伝えるのにちょっとでも貢献したく記事を書いてみました。

 


概要:諸星すみれ『smile』

声優などで活躍する諸星すみれさんがソロアーティストとしてデビューした最初のミニアルバムとなります。

声優としての諸星すみれさんで一番有名なのは、「アイカツ!」シリーズでしょうか。シリーズ開始が2012年10月なので、もうそれから7年も経っていることに驚き、しかもまだ20歳なことにも驚きます。。。

CD情報はこちらから(楽曲の試聴もできます)

https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A026544/VTZL-170.html

2曲目のみTVアニメタイアップつき。作詞には岩里祐穂さんなど、作曲には白戸佑輔さんや宮川弾さんなどが並ぶ、なかなか強い布陣!
*岩里さんは坂本真綾さん楽曲などへの歌詞提供、白戸さんは鈴木このみさんや水瀬いのりさん、JUNNAさん、あとはAKBグループへの作曲提供など幅広く活躍されています

 

『smile』各曲の簡単な感想

はじまれ

デビューアルバムの1曲目にふさわしいタイトル。非常に曲としてはシンプルな構成になっている印象で、諸星すみれさんの歌声の魅力がたくさん詰まった曲だと感じます。特に、アイカツなど声優としての諸星すみれさんのイメージしかない人にとっては、「えっ、こんな歌声なんだ、きれい/うまい」とインパクトを感じてもらうのにうってつけだなと。TVタイアップをさしおいて一番最初に持ってくるだけの強さがある曲ですね。個人的にはアルバムの中でもイチオシ。
*この曲は諸星すみれさんとしての初ライブだった「犬フェス2」でも一曲目で披露されたのですが、会場の空気がガラリと変わったように感じました。私も正直、今ほど期待値高くなかったので、良い意味で裏切られ、これは今後の活動にも注目と思い、終演後、衝動的に物販(Tシャツ)を買いました

真っ白

今クール(2019年10~12月)のTVアニメのOPにも使われている楽曲。なんといっても特徴的なのはその変拍子で進行していくところ。5拍子と6拍子で構成されている楽曲で、初見では非常にリズムが取りづらいと思います。
歌いこなすのもかなり難易度が高いように思うのですが、CDだけでなく、ライブでもスルスルっと難なく歌っているあたり、単純にすごいなと。
ワンコーラスでも十分に良い曲なのですが、曲の最後に向かってどんどんと盛り上がっていくところも聴きごたえ十分なので、フルバージョンもぜひ。

Beautiful Flower

「どうしてねぇこんなに」からはじまる最初のアカペラでグンと引き込まれます。役者さんとして舞台などの経験も多いこともあるからか、何度も聴いていると、ミュージカルの一部分を切り取ったかのように聴こえてきます。
非常にゆったりとしつつも、包み込まれるような温かさが曲全体からあふれ出しているような、聴いているこちらも気持ちが暖かくなるような、そんな楽曲と感じます。

アスファルト

疲れたときに聴きたい曲、というのもあまりよくない表現かもしれませんが、音楽とボーカルの優しさが沁みる曲だと感じます。
歌詞も非常に曲に合っていて、最後は背中を押してくれるような、前を向けるような内容だと感じます。
主張の強い曲ではないこともあり、最初聴いたときは、正直あまりピンと来なかったのですが、何度か聴きなおしている中で徐々に良さにハマっていきました。

初めての主役

諸星すみれさん本人が好きでもあるという「HoneyWorks」さんによる提供曲。ここまでの曲はしっとりした曲・透明感のある曲中心に構成されていたのですが、ここから大きく曲調が変わります。

歌詞含め青春感が非常に強く、楽しげで、初めて聴いたときに分かりやすく、引き込まれる曲だと思います。1~4曲目で「なんとなくこういう路線のアーティストさんなのかな?」と思わせたところからも強いアクセントになる曲で、アルバムの中でこの曲を一番気に入る人も多いのではないでしょうか。

個人的には、この曲を聴いたときに「星宮いちごって実在するのかも・・・」と思いましたw

足りない音はキミの声

タイトルの通りの楽曲なのですが、前曲に続き、「こういう音楽にもボーカル乗せられるんだ、しかも合う」という発見があります。
意図したものなのかは分かりませんが、ちょっと背伸び感があるボーカルが、曲調また歌詞のテーマにも非常にマッチしている印象で、楽曲をどのように歌うか、表現する力が高いんだろうなぁと感じる曲でした。

青い関係

最果タヒさん(恥ずかしながら今回初めて知りました)が作詞を手掛けた楽曲。詩人として活躍されていらっしゃることもあるからか、他の楽曲と比較しても歌詞がずば抜けて難解。(今も自分の解釈が正しいのかもよく分からない)
曲は、明るさと悲しさが入り混じったような印象を受けるメロディ。感情が見え隠れするがそれを押し殺しているような歌詞なので、そうした見え隠れする感情を曲側で表現しているのかなー、などと感じました。
「スカートの殺意」という歌詞もあり、とてもショッピングセンターでは歌えない曲だ・・・と思っていたのですが。

 

『smile』全体を通じての印象

様々なインタビュー記事などで本人も話されていますが、いろいろな諸星すみれさんが詰まっているアルバムだなと思います。
アーティストの側面、声優の側面、舞台役者の側面、アイドルの側面(?)など、20歳にしてすでにかなり長い芸能生活を送っている諸星すみれさんならではの多様な側面を7曲に落とし込んだ、そんなアルバムだと思います。
Twitterなどでの感想を検索しても、人によって推しの曲が見事にバラバラなのですが、そういった感想になるのは、全体的に甲乙つけがたく、それぞれの曲に違う良さがあるからなのかなと。
ファーストミニアルバムとしてはめちゃくちゃ完成度高いですし、人を選ばず聴いてもらえる1枚なんじゃないかと。

あと全く関係ないですが、↓のようなカッコいい感想書きたいですね。

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/23307

 

『smile』を聴く方法(CD以外)

①上記に載せたURLから各種ダウンロードサイトに飛べるみたいです(1曲だと250円、全曲で1500円)

②個人的にオススメなのは、Aniuta(月額600円のサブスクリプションアプリ)です。たとえばこのアルバムなら、全曲買う金額で2か月超使うことができ、フライングドッグの楽曲は基本的に発売日と同時解禁なので、どうしてもフラゲしたい、とかでない限りは非常に使いやすいです。
そのほか、ざっくりレーベルごとで扱いが分かれています。アニソン界隈のサブスクに関する細かいことは、↓のサイトでめちゃくちゃ良くまとまっているのでご参考に。

http://blog.livedoor.jp/kumakazu1207/archives/52430845.html

(もちろん、諸星すみれさんを推せる、と思ったらCD「も」ぜひ!)

 

リリイベ@新三郷に行ってみた

ここからは少し話が変わり、先日11/3にららぽーと新三郷にて行われたリリースイベントの感想を。

イベントの様子などは↓のレポートなどでもまとめられています。

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1573013079

 

当日の会場到着は10分ちょっと前とギリギリになってしまったのですが、 会場からはすでに歌声が。予定より早くはじまったのかとかなり焦ったのですが、ステージでマイクテストの最中でした。
(マイクテストからクオリティ高かったのでびっくりしました)

リリイベ会場は、①ステージの正面に50席ほどの椅子、②その後ろに立ち見ゾーン(ここまで優先観覧エリア)、②の後ろは簡単にロープで仕切られ、一般観覧者はロープの外から見てください、というエリア構成でした。

CD購入者は当日午前中にあった整理券抽選に参加でき、整理券番号次第では優先観覧エリアの良ポジションを確保できたのですが、今回はギリギリ到着だったので抽選には参加できず。
それでも、ロープの外の最前列を余裕で確保できたので、大阪会場も、到着がギリギリになりそうでも行ってみることを強くおススメします。
おそらくイベント開始時に集まっていた人は300~400人程度だったんじゃないかと。

 

イベントの内容は4曲とミニトークコーナーで30分程度。
4曲は「犬フェス2」で披露した5曲からどれか4曲かな、と思っていたのですが、まさかの未披露曲「青い関係」が飛び出すサプライズ。
諸星すみれさんも「ここで歌うとは思わなかったでしょ」と楽しそうに曲紹介の時に話しており、本人としてもしてやったりの選曲だったのかも。
(特に言及無かったですが、大阪では残る1曲が披露される可能性もありそうですね)

ミニトークコーナーは今まで他媒体でのインタビューなどでもされている質問が中心だったようにも思いますが、やはり文字で読むのと、その場で聴くのは体験として大きく異なるな、と感じました。

 

イベント終了後はアルバム購入者対象の特典会。リリースイベントの参加は初めてだったので何をするのかよくわかってなかったんですが、シンプルに一人一人にポストカードをお渡ししてくれるというもの。
その際に一言二言お話することができるんですが、①犬フェス2の感想(ウンディーネに感動しました)と②リスアニ行きます、をお伝えするので精一杯。
よく考えなくても、そもそも本人の曲ではないコラボに感動したと言われても反応難しいじゃん、、、と反省しました。。。

イベント途中から特典会に向けて来場された方も多かったのか、お渡し会には合計で500人は並んだんじゃないかと思いますが、スタッフさんの尽力などもあり、イベントとそのあとのお渡し会も含めて2時間弱で終了となりました。
最後まで残っていた会場の方にも丁寧にあいさつをされていたところもそうですが、個人的に印象に残ったのは、お渡し会で一人一人とお話したあと、次の人に移るときに、前の方に向かってお辞儀されるところ。細かい所作からもすごく誠実な方なんだろうな、という印象を受けました。

 

今後のライブ予定/2020年にやってほしいこと(個人的願望)

最後に、今後のアーティストとしての活動ですが、以下が予定されているようです。

○今週の土曜(11/9)には大阪でのリリースイベント
○20年2月9日、リスアニライブ2020の2日目に出演が決まっています。こちらは他にも人気アーティストさん目白押しなのにハコが小さいので、倍率高そう。
Twitterなどでは、11/23のANIMAX YOKOHAMAでのシークレットゲスト予想をされる方も一部いらっしゃる様子。)

 

リスアニライブ以降は特に情報なく。
LINE LIVEやリリースイベント、犬フェス2の出演、各種記事などを見る限り、レーベルとしても推していきたい気持ちは感じる一方、単独ライブとかはまだまだ時間がかかると思うので、たとえば、
①タイアップつきのシングル発売
②ライブとは異なるミニイベント実施(シングルに抽選券封入とか?)
③リスアニ以外のライブに1つ出演(アニサマは難しいか。来年のANIMAXとか?)
くらいが2020年中に実現するだけでも、十分ありがたいなと思います。アーティストとしての活動だけでは無いですし。

既にファンになっている人とのエンゲージを深めるというよりは、もっと多くの人に「アーティスト諸星すみれさん」の楽曲を知ってもらえる2020年になったら嬉しいですね。

See-Sawの復活ライブという奇跡について

いても経ってもいられず記事を書くことにしました。感情のままに書いたため、全然文章がまとまっていないのですがご容赦ください。。。

 

8月に行われたYuki Kajiuraライブツアーの最終公演@中野サンプラザにて、シークレットゲストとして石川智晶さんが登場し、「あんなに一緒だったのに」を披露するとともに、12月15日にSee-Sawの一夜限りのライブを行うことが発表されました。

 

これは古いアニソンヲタクにとっては本当に衝撃的な話で、そんな奇跡的な話を、私の一人称視点で書いていきたいと思います。

 

1)そもそもSee-Sawとは

上記に書いた流れからもわかるように、See-Sawはボーカル石川智晶、キーボード梶浦由記の2名からなるユニットです。

2002年にガンダムSEEDのED「あんなに一緒だったのに」でスマッシュヒットを飛ばしたと思いきや、「.hack//sign」で強烈な世界観を持つ曲を複数生み出し、「Dream Field」という宝石箱みたいなアルバムを残したのに、なぜかそのあとスッと活動が止まってしまった、まるで風のように駆け抜けていったユニットでした。
(実は02~03年の活動期間の前にも、もう少しJ-POP的な路線で活動していたこともあり、それも良い曲が多いのですが、長くなるので割愛。「Swimmer」「キライになりたい」「また会えるから」などが個人的な推しです)

初めて私がSee-Sawに出会ったのは2003年ごろですが、CDの売り上げ枚数もさることながら、当時のアニソンファンにも強烈な衝撃を与えたアーティストでもありました。たとえば「あんなに一緒だったのに」や「君がいた物語」などは、当時番組が始まったばかりの文化放送こむちゃっとカウントダウン」で、トップを何週間もキープするような、そんな曲だったことも、ひとつの裏付けだと思います*1

 

*1:このころのこむちゃ(こむちゃっとカウントダウン)の話で古いヲタクの脱線なのですが、See-Sawのほか、「まぼろしcan/goo」という曲が上位常連でした。歌詞が沁みる良い曲です。このcan/gooも、長らく活動休止が続いていたのですが、昨年のKING SUPER LIVE@東京ドームに出演し、まぼろしを披露。これもマジで感動しました。水樹奈々さんの「Suddenly」とかもこのころ。

 

その後はぱったりとリリースが止まるのですが、2005年になって、ガンダムSEED DESTINYのEDとして使われた「君は僕に似ている」のシングルをリリース。なんと、そこから今年に至るまで、リリース・ライブ等含め何も活動が無いままでした。

こうした、長い間活動の無いユニットというのは、解散を宣言した、もともと期間限定ユニットだった、どちらかが業界から退いてしまった、などの理由があるのが通常なのですが、See-Sawの場合、明示的に解散されないまま、なのに二人とも同じアニソンを中心とした世界で継続的に活動しており。*2

傍から見れば、それこそいつでも再始動できそうな、ふとした瞬間に新しいシングルCDでも出しそうな感じなのですが、なぜかそういった動きもなく、まるで自然消滅してしまったかのような空気感でした。

 

*2:梶浦さんは色んなアニメ等への楽曲提供やKalafinaのプロデュースなど、言わずと知れた活躍ぶり。石川さんは2006年の「美しければそれでいい」を皮切りに、「アンインストール」や「不完全燃焼」など、強烈な印象を残す作品を残す一方、「ガンダム00」「戦国BASARA」などで沁みる良い曲を作っています。また、「アクアテラリウムやなぎなぎ」など、ちょこちょこ作詞/作曲の提供も。

  

二人の間に不仲があった、などあれば、何かしらあきらめもついたと思うのですが、そんな情報も聞かないし、お互いのライブでも、See-Saw時代の曲をときたま披露していたりして。
薄い望みをどこかで持ち続けていましたが、ここ数年は、最終シングルから10年以上経ったこともあり、さすがに期待薄か。。。と思うような日々でした。

 

 

2)See-Sawライブ実現に至るまで

①「犬フェス」での十何年ぶりのSee-Sawとしての曲披露

ところが、この1年でSee-Sawを取り巻く流れは大きく変わり、今回の年末のライブにたどり着くことになります。最大の転機は、今年2月に行われた、フライングドッグ10周年記念ライブ「犬フェス」でした。

恐らく、See-Sawファンの多くの人が同じことを感じたはずですが、犬フェスの追加出演者として石川さんが発表された瞬間、「See-Sawが復活するならここしかない、ここでコラボなかったらもう復活は無い」と確信したことを、今でも鮮明に思い返します。

コラボがあるならば、犬フェスに限らず、いわゆるフェスイベントでの可能性が高いとは思っており、毎年夏のアニサマは有力候補だったのですが、石川さんが出演していた時期は梶浦さんがほとんど出ず(2008年はFiction Junctionとして別日出演。ちなみに石川さんはアニサマで何回か「あんなに一緒だったのに」を歌っている)、Kalafinaアニサマに出た2014~15年には、石川さんがアニタイ曲をあまり手掛けなくなっていたので、近年は、コラボの可能性もほぼ無い状態でした。

そんな二人がまさか同じイベントに参加するなんて。それだけで、絶対に取らなくてはいけないプレミアチケットだったのですが、ただでさえ強いラインナップに1万人程度のハコという競争倍率が高そうなところ、第4弾の追加出演でワルキューレ・・・。
「いやいや、ワルキューレは単独ライブで横浜アリーナ埋まるんだから、単独で別にやってよ、倍率上がっちゃうじゃん」と本気で毒づいてました(ワルキューレもめちゃくちゃ好きなんですが、See-Sawには勝てず。。。)

 

なかなかチケット取れず焦りましたが、滑り込みで確保しライブ当日。
公式発表など無いにも関わらず、「今日はSee-Sawが出る」と確信がありました。
というのも、事前物販で購入した犬フェスのパンフの最終コーナー、出演者全員が「お気に入りの曲を挙げる」というところで、他の出演者が坂本真綾さんやマクロスFの曲などを多く挙げる中、石川さんは「千夜一夜See-Saw」、梶浦さんは自分の曲でもないのに「アンインストール/石川智晶」をそれぞれ挙げており。
二人の中でSee-Sawは過去のものではない。終わってない。本当にただ眠っているだけだと。今日ほど、その復活にふさわしいタイミングはない、と。
同時に、今日コラボが無ければ、See-Sawとして二人が並び立つ瞬間を期待するのは今後やめよう、と心に決めて本番に臨みました。

 

座席は後ろから何列目、というくらいの会場後方だったのですが、石川さんのライブが終わって暗転して、次のアーティスト・・・に行かず、再び同じシルエットがまた舞台中央に進んだのが分かり、気づいたら曲が始まる前から「See-Sawだっ、See-Sawきたっ、やったっ」と無意識に叫んでました。
曲が流れてからは涙が自然に出てきて全く止まりませんでした。最後のメンバー紹介で、石川さんと梶浦さんがお互いを「See-Saw」として紹介するくだりは本当に泣けて、周りからみても引くくらいだったと思います。
そのあともTridentの復活やワルキューレ登場などもあったのですが、正直心ここにあらずな状態でした。。。

 

「犬フェス」は非常に感動的なイベントだったのですが、今回限りではなく、今後も続きそうな雰囲気がいろんなところから出ていました。See-Saw実現に対する色んな人の喜びようもさることながら、梶浦さんはTwitterなどでも今回やれてよかったという雰囲気を感じさせるツイートが多く、また石川さんもFacebookの感想で「こんなに喜んでくれるものかと意外だった」といった風の内容を書いており。

これがきっかけになって、何か大きく変わるかもしれない。ファンにとっては、非常に大きな希望を感じさせる機会でした。

 

②「鬼滅の刃」でのコラボ実現

十何年の時を超えたSee-Saw。続きを期待させるような終わり方だったとはいえ、そんなに簡単な話ではないだろう、、、と思っていたのですが、次のコラボ機会がすぐにやってきます。
鬼滅の刃」のアニメーション楽曲の一部を梶浦さんが担当することとなり、そのボーカルとして石川さんが参加するとのニュース!


See-Sawだけでなく、こうした「梶浦さん曲に石川さんがボーカルを入れる」という共作も長い間存在せず、それこそファンとしては「あんなに一緒だったのに」なんでこうもコラボした作品が世に出ないのか、と肩を落としていたので、この発表もかなり驚きであるとともに、「これだけの短期間で想像以上のスピードで動きがある、これは・・・さらに何かあるのでは?」という期待がさらに高まっていき、まるでそれに応えるかのように、先日のライブ発表に至ります。


③そして12月のSee-Sawライブへ

単独ライブは2002年以来やっていないようで、17年ぶり。See-Sawに出会ってからもたくさんの時間が流れて、それでもずっと追いかけ続けてきた二人が「See-Saw」として一緒の舞台に立つ機会が、レーベル10周年記念(See-Sawの活動がなくなった後起点だけどw)という特別なイベントによって生まれたこと。そしてその時に、自分自身がライブ参加を趣味にしていたこと。
そんなめぐりあわせでつかみ取った、犬フェスの一夜限りの奇跡でも、十分に幸せだったのに、もっとたくさんのSee-Sawの曲を聴くことができる機会をもらえることが、本当に嬉しいし、俗な言い方だけど、「生きていて本当に良かった」と強く思います。

 

3)おまけ:ライブで聴きたい曲【更新しました】

①順番とか関係なく、聴きたい曲

敢えて挙げるならば以下。たぶん両方歌ってくれるものと信じています。

・「優しい夜明け」

・「Emerald Green」

 

②最初に来ると思っている曲

・「君がいた物語」

アルバムバージョン(Dream Field Mix)は前奏も長く、梶浦サウンドをガッツリ堪能した後に石川さんの強いボーカルを受け取る、という流れが非常に想像しやすいので1曲目候補。
「あんなに一緒だったのに」の前奏をアレンジして、というのも当然に考えられるところですが、今年に入ってからライブで聴けたSee-Saw楽曲はこれしか無いので、ここは外してくるんじゃないか、という読みもあったりします。

 

③最後に来ると思っている曲

・「また会えるから」

この曲をどのタイミングで歌うのか、はたまた歌わないのかで、この先、See-Sawとしての活動をお二人がどう考えているのか、がなんとなく伝わるんじゃないか、と思っていたりします。
この曲が最後に来て、その曲を聴いているみんなが、今度も17年後かもしれないけど、いつかまた、二人のステージが観れるんじゃないか、そんな夢を会場中で抱けたらいいな、なんて。
・・・実は対抗馬もあんまり無いような気がしており。ありうるとしたら「indio」だけど、ライブの最後を締める感じではなさそうな。
アンコール無いような気もするのだけど、もしあるなら、本編の最後が「indio」、アンコールは2曲で「あんなに一緒だったのに」→「また会えるから」、という構成なんじゃないかなぁ、と予想。

作曲者を軸に振り返る「アイカツフレンズ!」/未来への願い

アイカツフレンズ!」が来週で最終回を迎えます。

アイカツシリーズは無印から全話視聴しているのですが、アイカツフレンズからは楽曲の位置づけも大きく変わったこともあってか、個人的には楽曲にあまり満足できないシリーズになりました。
誤解を招かないよう補足しておくと、満足できないというのは、曲の絶対的なクオリティが低い、というよりは、楽曲の多様性が薄いというか、「なぜか他で聴いたことある感覚」が抜けきれなかった、というところが要因と考えています。

とはいえ!こんな雰囲気だけの感想で作品の評価を下すのはよろしくない!評価まで踏み込むなら少なくとも何かしら根拠があるべき!、ということで、「他アイカツシリーズと比べたときの楽曲分布の特徴」を、作曲者軸で見ていくことにしました。

何はともあれ:データで語っていく

アイカツフレンズ!」の楽曲28曲(手集計なのでヌケモレあったらすみません。他シリーズも同様)について、作曲者ごとの曲数をまとめた図が下記です。
なお、「アイカツフレンズ!」は、他シリーズと比較しても作曲者が連名になっているものが多く(28曲中6曲。他はスターズで1曲だけ)、連名については2名に0.5曲ずつのカウントとしました。

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アイカツフレンズ!」作曲者分布

偏り/分散に関連する指標としては:
1)作曲者1名あたり平均曲数 2.80(シリーズ最高)
2)TOP3作曲者の占有比率 60.7%(シリーズ最高)
3)1曲(以下)しか関わってない人の曲数比率 10.7%(シリーズ最低)
4)放送期間1年あたりの作曲者数 6.67(シリーズ最低)


ということで、感覚で思っていたことがデータでも割とハッキリ裏付けられる結果になりました。
作曲者の方の創作力への尊重が大前提にあったうえで、あえてわかりやすく語るのであれば、どうしても、作曲者が同じことで作風が似てしまうことは否めないと思います。個人的には、作曲者ごとに作品の色はハッキリしていたほうが好きなので、これ自体を悪く言う意図は全くありません。
ただ、1名あたりの曲数やTOP3作曲者の比率の高さ、関わっている作曲者の人数の少なさは、同じような曲調の楽曲が増える強い要因になるので、作品を観ている人にとって、楽曲の多様さ(新鮮さを感じる楽曲との出会い含め)を求めづらい環境であったことは事実だったのだろうと思います。

 

他のシリーズはどうなんだ、比較だろ?

とはいえ、上記だけだと、フレンズを叩きたい目的のために都合のよいデータを引っ張ってきた、とも捉えることもできそうなので、他のシリーズの作曲者分布も参考に載せておきます。
まずはアイカツ(無印)から。

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アイカツ!」作曲者分布

偏り/分散に関連する指標:
1)作曲者1名あたり平均曲数 2.57
2)TOP3作曲者の占有比率 40.7%
3)1曲(以下)しか関わってない人の曲数比率 19.5%
4)放送期間1年あたりの作曲者数 8.57

 

「あれ?そんなにフレンズと変わらなくない?」という声も聞こえてきそうなのですが、実はそう、そんなに変わらないのです。フレンズほどではないにせよ、1人あたりの平均作曲数も多い。
ただ個人的には3)がダブルスコアになっている点が結構大きかったのではないか、と思っています。1曲(以下)しか関わらない人の楽曲は、少なくとも初登場時は一定の新鮮さを持って受け入れられるとするならば、それが「5週に1回(20%)」なのか、「10週に1回(10%)」なのかは、体感的に大きく違うのではないかと。どういうことかというと、フレンズでも、GBAとかアイデンティティみたいな曲が月に1回来てればだいぶ印象が(ry
無印アイカツは「真夜中のスカイハイ」とか「Growing for a dream」とか、本編にそんな関係ない曲でもガチってくる辺りが、視聴者としてすごく楽しかったのよなぁ。

 

 

つづいてスターズ。

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アイカツスターズ!」作曲者分布

偏り/分散に関連する指標:
1)作曲者1名あたり平均曲数 1.54
2)TOP3作曲者の占有比率 27.0%
3)1曲(以下)しか関わってない人の曲数比率 43.2%
4)放送期間1年あたりの作曲者数 12.00

 

集計していて一番驚いたのは実はスターズ。他シリーズと比較してもいろんな曲があるなぁと思っていたけど、まさかここまで差が出るとは予想していなかった。
作曲者あたりの楽曲数はアイカツ/フレンズの半分くらい、およそ2週に1回は新しい作曲者の提供曲が出てくるという、楽曲軸でアイカツ追っかけている勢には大変嬉しい作品。アイカツ無印から継続して楽曲提供している方と、新しく楽曲提供されている方が良い感じで混ざった結果の分布、という印象。
ただ、アイカツ無印の方が楽曲のバランスが良いと思ってしまうのだとしたら、スターズは「分散しすぎ」ということなのかもしれない。無印が『何人かの「核となる作曲者」が存在しつつも、そうでない楽曲も良い仕事をする』という構成だとするならば、スターズはやや「核」に欠けるポートフォリオだったのかも。
※スターズは作曲者が多いこともあってか、「君をロックオン」「MAKEOVER♡MAKEUP」「The only sun light」「Dreaming Bird」など、色んな方向から良い曲が飛んでくるので、個人的には嬉しすぎるシリーズでした

 

 

おまけ!:フォトカツ

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「フォトカツ!」作曲者分布

偏り/分散に関連する指標:
1)作曲者1名あたり平均曲数 1.41
2)TOP3作曲者の占有比率 29.0%
3)1曲(以下)しか関わってない人の曲数比率 51.6%
4)アプリ提供期間1年あたりの作曲者数 11.00(計算しやすいので2年としました)


フォトカツは無印とスターズ双方で楽曲提供してたので、作曲者も分散すると思っていたので予想の範囲内。
・・・この記事をまとめる過程でフォトカツ楽曲聴きなおしたりしたのですが、強い曲多すぎてヤバいですね。「ドラマチックガール」を筆頭に「ドリームバルーン」「アイカツメロディ!」「We are STARS!!!!!」など、OVAでやりたい放題やるアニメみたいな攻撃ステ全振りの楽曲がたくさんあって最高です・・・個人的には誰が何と言おうと「Jewel Star Friendship☆」が歌詞含め最高最強5億点ですが・・・なんとかフォトカツ復活してくれないものか。。。9800円で買い切りアプリでどうですか(謎


さらにおまけ!:アイカツ無印の1年目のみと比較

これまでまとめてきたところで十分かと思うのですが、とはいえフレンズは「短期で終わることがわかっていた」という背景もあると思います。特に、2年目が半年で終わるかもしれない、という状況で、新しい楽曲を依頼するのは難しいと思います。
ということで、アイカツ無印全体ではなく、1年目だけのデータをみてみましょう。

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アイカツ!」1年目のみ 作曲者分布

偏り/分散に関連する指標:
1)作曲者1名あたり平均曲数 2.18(フレンズ→2.80)
2)TOP3作曲者の占有比率 58.3%(フレンズ→60.7%)
3)1曲(以下)しか関わってない人の曲数比率 25.0%(フレンズ→10.7%)
4)アプリ提供期間1年あたりの作曲者数 11.00(フレンズ→6.67)

 

TOP3への偏り傾向こそフレンズに近づきましたが、他の要素で乖離がある状況は変わらず。逆に3)、1曲しか関わっていない人の比率はシリーズ全体(3.5年)で見たときよりも高くなっています。25%なら「月1回は新しい作曲者の手掛けた楽曲が登場する」ペースですので、OP/EDがしっかりしていれば、それをつまみに1か月乗り切り、新しい曲を迎える、というサイクルが確立できそうです。ドラマ回とか、シナリオ的にはどうなんだ、と思うこともありましたが、楽曲提供の幅を広げる意味では有効に機能していたのかもしれません。

 

 

ほんとうに、作曲者の偏りだけが原因なのだろうか?

ここまで、「フレンズは他シリーズと比較しても作曲者が偏っている!だから相対的に楽曲に多様性が薄い!」という主張をし続けてきたのですが、実は、書いている本人も「それだけでは無いのでは?」と思っています。

ここからは完全に推測含んだ個人の意見になりますので、その前提で読んでいただければと思うのですが、「作曲者の多様性の無さに加え、歌い手さんの力量も、作品中で提供される楽曲のクオリティに影響しているのではないか」というのが個人的な感想であり、結論です。


個人的に、声優さんの楽曲が好きで、いろんな曲を聴いたりライブに行ったりするのですが、正直なところ、歌うまい声優と、そうでもない声優さんは明確にあるなぁ、と感じます。
歌のうまい声優さんを追いかけていると、特徴として「いろんな切り口の楽曲を歌っている」というのがあります。水樹奈々さんは分かりやすい例ですが、色んな作曲者とタッグを組んでたくさんの世界観を表現できる方が多いです。
最近だと鈴木みのりさんとか東山奈央さん、大橋彩香さんなどは、歌うまい声優さんに分類できるように思います(他にもたくさんいます)

 

裏を返すと、作曲者が歌い手を振りまわすことに一定の限界がある以上、作曲者のポテンシャルが歌い手によって制約を受けうるのではないか。

 

「作曲者の重複」と「歌い手の引き出しの幅」、この2点が、アイカツフレンズの楽曲に驚くような輝きを感じなかった理由なのではないか。
歌うことが本業だった方々が歌唱担当をしていた従来シリーズとの違いは、単なる歌唱のうまいヘタだけではなく、作品中の楽曲を作るうえで制約条件として働いたのではないか、と思っています。

 

それでも:アイカツシリーズとその楽曲に期待をし、願っている

10月から「アイカツオンパレード!」が始まります。
アイカツシリーズの売上はバンナムの決算で開示されているのですが、ここ数年間、低調な状態が続いており、正直なところ、来年4月以降「アイカツ」の文字を見ることができるのか、それすら分からない状況だなと感じています。想像したくはないですが、オールスター編を花道に、シリーズ完結してしまうのではないか、など。

 

それでも。アイカツシリーズに対して、たくさんのファンの方が色んな切り口で支えていたり、期待を寄せたりしているのではないかと。
それぞれの人が惹かれているのは。キャラデザかもしれない。カードダスの遊びかもしれない。シナリオの良さかもしれない。
ただ、その中で私は、アイカツの「楽曲」に引き寄せられて、この作品を何年間も追い続けてきました。無印、スターズ、フォトカツ。延べ7年半もの間、心に残る楽曲をたくさん出してきたシリーズを、まだあきらめたくないし、まだ期待をしてしまう。

 

もっと多くの人に、もっと長い期間、もっと素敵なストーリーと楽曲を届けてほしい、それができる作品だと信じています。

 

10月からの新シリーズ、楽しみです!!

「徒然日和」完結の感想

とても良い最終話でした。

 

このブログで何度も舞台の場所を紹介してきた『徒然日和』、先日発売の百合姫11月号で最終話となり、先日発売のコミックス3巻で書き下ろしも含め、完結しました。

 

8月に作者Twitter(下記参照)で終了のアナウンスがあったときには非常に驚きましたが、同時に、17話に至るまでがかなり急ぎ足というか、ちょっと急だなと思うくらいの展開だったので、「そういうことなのか」と半分納得感もありました。

 

18話や書き下ろしの内容は、ぜひとも先日発売されたばかりのコミックス3巻をご覧いただければと思うのですが、非常に「徒然日和」らしいというか、この4人や周りの人たちだったら、こういう日常や反応になりそうだよね、というのが違和感なく受け入れることができて、すごくすっきりとした読後感でした。

 

人生で読んできた漫画の中でも5本の指に入るくらいにはハマった漫画がわずか3巻で終わってしまうのは非常に残念ですし、またどこかで、(それこそ同人の世界でも良いので、)作品の続きを読むことができたら、、、という思いもあります。

一方で、漫画の舞台になったところに実際に行ってみたり、今までにやったことがなかったことを体験して、その楽しさを感じることもできました。

 

今後、これだけ夢中になれる作品に出会うことができるかは分かりませんが、今はまだ、作品の残り香を楽しみたいなと思います!ありがとうございました。

アニサマ2019 2日目のセトリを作詞者/作曲者で振り返る

興味本位でまとめてみたら意外と面白かったので記事にアップ。

 

アニサマ2019、参加した2日目のセトリがかなり強かったので、どういう作詞者/作曲者の顔ぶれになっているのかを集計してみた。

 

1:作詞

まずは作詞者。
曲数 → この日披露された全52曲のうち、作詞提供している曲数
組数 → この日の出演者のうち、何組の楽曲に作詞提供しているかの組数
※同一タイアップのシークレットゲスト(RAISE A SUILEN)は1組カウント

作詞者 曲数 組数 提供アーティスト
畑亜貴 7 2 茅原実里③ / Aquors④
atsuko 5 1 angela
唐沢美帆 3 1 TRUE③
中村彼方 3 1 スタァライト九九組③
BNSI(柿埜嘉奈子) 2 1 sideM②
栗林みな実 2 1 栗林みな実
寺島拓篤 2 1 寺島拓篤
松井洋平 2 1 sideM②
織田あすか(Elements Garden) 2 1 RAISE A SUILEN(ハロー、ハッピーワールド!)②
志倉千代丸 1 1 亜咲花
水野良樹 1 1 高木さん&大原ゆい子いきものがかり
acane_madder 1 1 鈴木みのり
Kanata Okajima 1 1 大橋彩香
megane(LIVE LAB.) 1 1 TrySail
ZAQ 1 1 北宇治カルテット
奥井雅美 1 1 奥井雅美栗林みな実
永塚健登 1 1 亜咲花
茅原実里 1 1 茅原実里
岩里祐穂 1 1 水瀬いのり
結城アイラ 1 1 sideM
三原康司 1 1 鈴木みのり
山崎佳祐 1 1 TrySail
小室みつ子 1 1 亜咲花鈴木みのりTM NETWORK
松藤量平 1 1 畠中祐
新田目翔 1 1 水瀬いのり
真崎エリカ 1 1 大橋彩香
西田恵美 1 1 結城アイラ
千綿偉功 1 1 畠中祐千綿ヒデノリ
大原ゆい子 1 1 大原ゆい子
中野領太 1 1 TrySail
藤林聖子 1 1 水瀬いのり
奈良橋陽子 1 1 スタァライト九九組(ゴダイゴ
林英樹 1 1 アニサマ2019

 

畑亜貴強し。提供曲数もトップに加え、唯一、複数組に提供。
ただ印象としては、これだけ作詞者がバラけているのはかなり意外な結果。藤林さんや岩里さんなど、複数曲提供していても全く違和感無い人たちも1曲のみ。
2日目の出演者は、アーティストとして独り立ちして活躍している人が多かったこともあり、特定の人とタッグを組むというより、いろんな方から作詞の提供を受けることが多いのかな、と思ったりもした。

 

 

2:作曲

つづいて作曲者。
曲数/組数の定義は作詞者と同じ。

作曲者 曲数 組数 提供アーティスト
菊田大介 5 2 茅原実里④ / 栗林みな実
本多友紀(Arte Refact) 4 2 SideM② / スタァライト九九組②
加藤裕介 4 3 大橋彩香① / TRUE② / 水瀬いのり
atsuko・KATSU 3 1 angela
新田目翔 2 2 亜咲花① / 水瀬いのり
atsuko 2 1 angela
中野領太 2 2 TRUE① / TrySail
佐藤純一(fhána) 2 2 畠中祐① / アニサマ2019①
矢鴇つかさ(Arte Refact) 1 1 sideM
末益涼太(Elements Garden) 1 1 RAISE A SUILEN(ハロー、ハッピーワールド!
藤田淳平(Elements Garden) 1 1 RAISE A SUILEN
藤永龍太郎(Elements Garden) 1 1 水瀬いのり
渡部チェル 1 1 寺島拓篤
大原ゆい子 1 1 大原ゆい子
浅利進吾 1 1 鈴木みのり
千綿偉功 1 1 畠中祐千綿ヒデノリ
上松範康 (Elements Garden) 1 1 寺島拓篤
小室哲哉 1 1 亜咲花鈴木みのりTM NETWORK
小高光太郎UiNA 1 1 Aquors
山崎佳祐 1 1 TrySail
三原康司 1 1 鈴木みのり
佐伯高志 1 1 Aquors
栗林みな実 1 1 栗林みな実
伊藤賢・光増ハジメ 1 1 Aquors
矢吹俊郎 1 1 奥井雅美栗林みな実
ZAQ 1 1 北宇治カルテット
shilo 1 1 スタァライト九九組
no_my 1 1 sideM
megane(LIVE LAB.) 1 1 TrySail
Kanata Okajima・pw.a 1 1 大橋彩香
EFFY(FirstCall) 1 1 Aquors
BNSI(柿埜嘉奈子) 1 1 sideM
川崎里実 1 1 結城アイラ
水野良樹 1 1 高木さん&大原ゆい子いきものがかり
志倉千代丸 1 1 亜咲花
タケカワユキヒデ 1 1 スタァライト九九組(ゴダイゴ

 

エレガの菊田さんとangela(名義2つに分かれてるけど)が5曲ずつで最多。菊田さんはRAISE A SUILENの曲も多く手掛けているので、2曲目の披露があれば単独最多だったのでは、と思う。(EXPOSE 'Burn out!!!'、聴きたかった。。)
作詞者と比べると相対的には固まっているが、それでも複数組に提供しているのは6名しかおらず、全体的には作詞者と同様、アーティストとして独立してやっていける人が色んな方とタッグを組んでいる傾向。

 

その中でやや目立ったのが、個人的にも大好きな加藤裕介さん。作詞・作曲を通じて、3組への楽曲提供はこの人のみ。
曲も、TRUEさんの「Blast!」「DREAM SOLISTER」、大橋彩香さんの「ワガママMIRROR HEART」、水瀬いのりさんの「TRUST IN ETERNITY」と、かなり強力なラインナップ。
ジャニーズなどの楽曲も多く手掛けている方で、ライブでも盛り上がれる曲*を作るのが非常にうまい方という印象を持っていたので、個人的には割と納得の結果。

*ほかのアニソンだと、フランシュシュの「徒花ネクロマンシー」、ワルキューレマクロスΔ)の「一度だけの恋なら」あたりが有名どころ

 

 

3:感想など

作詞者/作曲者ともに、意外にたくさんの方が出てきて驚いたのが正直なところ。
最近のアニソンは、J-POPのアイドルグループなどの作曲を手掛けている人がアニソンの作曲をするケースも増えてきていて(加藤さんのほかには、Kanata Okajimaさんなども)、作曲者は多様化している印象はあったのだけど、作詞でも同様のことが起こっているのかもなと。
1日目/3日目は参加していないのですが、2日目と近い傾向なのかそうでもないのかも若干気になるところ。おそらく、大きく傾向としては変わらない気がする。
多少は、出演アーティストさんの顔ぶれと、披露された楽曲が発売された年代あたりが影響するのかな。

 

 

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アニサマ2019 2日目(8/31)の感想

アニサマ2日目がめちゃくちゃ良かったので、感想を。

 

(座席の感想)

初のアリーナ席だけでもテンション上がったのに、現地に到着してみたらまさかのCブロック最後列、トロッコが目の前数十センチを通り過ぎていく最高な環境。
いろんなアーティストさんがトロッコ使ってくれて、至近距離で歌っている姿を観れたのはチケ運冥利につきる。6月のクロスオーバーライブから、「パッと見そこまででもないが着いてみたらめっちゃいい席」という嬉しい誤算が続いており有難い限り。

 

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(ライブの全体的感想)

登場するアーティストさんがそもそも粒ぞろいだったことに加え、割と多くのアーティストさんが「未披露曲」などに過度に縛られずに「盛り上がる曲」を突っ込んできた印象で、個々の出演者の魅力がガンガンに伝わる強いセットリストだったと思う。

特に後半、大橋さん~TRUE&北宇治カルテット~水瀬さん~angelaTrySailの流れは、本当に休む暇もなく強い曲が押し寄せてくる激烈なセットリストだった。

Aqoursのトリは批判的に見る向きもあるんだろうけど、あれだけ多くのファンがいるなら、トリを務めること自体はあまり違和感なく、また個人的にはangelaがあれだけ自由にぶちかませたのも、トロッコ乗れたのも、トリではないからこそな部分もあると感じたので、その意味でもAquorsがトリなのは妥当なように思う。ただ、Aquorsとしてもっと強い/尖ったセトリも組めたのではないか、という気はした。

複数あったコラボも、茅原さん×TRUEさんのパラロス、奥井さん×栗林さんの師弟コンビで輪舞-revolution、亜咲花さん×みのりんごのGet wild、どれもめちゃくちゃ盛り上がる曲ばかりで非常に楽しかった。

 

昨年からの参戦、今年はこの1日だけなのだけど、個別アーティストだけでなくトータルでこんなに高いクオリティなセトリってそう拝めないのではないかと思ったし、めちゃくちゃ良い機会で参加できてすごくラッキーだった。

 

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(以下、アーティストさんごとの感想)

◎ → すごい良かった

○ → 良かった

△ → 少し違うセトリで聴きたかったかも・・・(絶対評価では悪くないのだが相対的に、、、)

 

1.茅原実里さん:◎
開幕コラボパラロスでブチ上がり、まさかの純白サンクチュアリで感動し2曲目から泣きそうになり、最後はTERMINATEDと文句なし。聴きたい曲ランキングの上位ばかりで嬉しいセトリ。後半のエイミーも順序含めすごく良かった。

2.畠中祐さん:○
not GAMEも普通に良かったし、カサブタもカバーとしては好選曲。ただ、せっかくならコラボにするか、ノンタイアップ覚悟でSTAND UP/Fighting For...を披露でも良かったのでは、という印象。

3.鈴木みのりさん:◎
単独ライブにも行ったことあるけど、MCの安定感や会場のあおり方含めてポテンシャルすごい。Get wildのコラボもめちゃくちゃ良かった。

4.寺島拓篤さん:◎
選曲ばっちり!ギリギリ発売のBuddy, steady, go!もかなり会場盛り上がっていてかなり良かった!今後もタイアップ曲を増やして定期的にアニサマ出てほしいなぁ。

5.RAISE A SUILEN:△(もっと聴きたかった)
UNSTOPPABLEは嬉しい選曲だったものの、もう1曲歌ってくれても良かったなぁと。事前の予習で強いアーティストさんなのは分かっていただけに残念。コラボも含めて3曲だとやりすぎだから、という判断だったのだと思うが、、、来年のリベンジに期待。

6.大原ゆい子さん:○
ゼロセンチメートルに加え、高木さんのコラボも驚きもあって良かった。一方で高木さん色が強すぎて、大原さん自体を来年も聴きたい!、という感じにあまりならなかったのがちょっと残念。

7.栗林みな実さん:◎
最初の「Next Season」は個人的には嬉しいものの予想外に渋い選曲で、会場の人の10%くらいしか知らないのでは・・・と思ったものの、Crystal Energyからの奥井さんコラボは個人的に100点。ただ周りの若い人たちはあんまりピンと来てなかったよう。
たしかに、2019年に00年代2曲+90年代の構成はきついよね。。。

8.アイドルマスターSideM:○
わかりやすくノリやすいかっこいい曲多く、ライブ経験値低くても十分に楽しめた。5周年記念の「PRIDE STAR」は初めて聴いたけど初見で良い曲だなと思ったし、全体的に曲の水準高いんだろうなと。

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9.スタァライト九九組:△(もっと九九組の曲を聴きたかった)
Star Divineは当然のように良かったけど、う~ん、ディスカバリーもStar Diamondもストックあるなかで、なんで999を選択したのか。。。個人的に「アーティストをまたがない既存楽曲カバー」は、その人のライブを観に来ている感が薄くてあまり好きでないこともあり、他のアーティストさんが全体的に良いセトリを組んでたこともあり、あとはディスカバリーやStar Diamondもあったので期待値が高かったこともあり、ちょっと逆方向に目立った印象が残ってしまった。

10.亜咲花さん:◎
予想通りの選曲で会場を盛り上げつつ、サプライズで登場したみのりさんとのコラボもカッコよく決めていき、高い水準で安定感あるパフォーマンスだなと。いろんなタイプの曲を歌えるし、今後もアニサマ常連になっていくんだろうなぁと。

11.大橋彩香さん:◎
ライブは初だったけど、単純に、歌のうまさにびっくり。そして選曲もばっちり、ダイスキ。は歌うと思ったけどハイライトではなくミラハだったのは想定外に嬉しかった。会場もめちゃくちゃ盛り上がっており、アーティストとしての強さ感じた。

12.TRUE~北宇治カルテット:◎
Another colornyも良かったけど、そのあとの流れがもう100点。単純に歌うまいし曲も良いし歌っている皆さんが楽しそうだし会場もめっちゃ盛り上がるし、が3曲続いてテンション振り切れ。何年かに1回、繰り返して聴きたいセトリだなと。

13.水瀬いのりさん:◎
Wonder Caravan!からどう来るかと思っていたらタオル曲&コール多めのReady Steady Go!で会場を暖め、さらにTRUST IN ETERNITYを重ねて強い曲2連発。ファンじゃなくてもブチ上がる3曲セトリでかなり好印象。

14.angela:◎(個人的MVP)
まさかのトリ/トリ前でもなく、さらにその前で登場する展開で驚いたものの、逆に自由にできるようになったのか、やりたい放題やった超強烈セトリで個人的MVP。
1曲目でTHE BEYONDは想定内だがそこから。全力☆Summer!を歌っていたはずが突然Shangri-Laに切り替わる超展開。しかもその時目の前をトロッコで通過するangelaに気を取られ、何が起こったのか理解できずにびっくりした。
さらに止まらず、全力☆Summer!に戻ってから今度はシドニア。3曲枠の可能性が無限に広がった瞬間。
最後のSURVIVE!もめちゃくちゃアガる曲。コール(叫び?)も入れやすい曲で、今後のアニサマでも聴けるんじゃないかと期待!

15.TrySail:◎(期待値の上回り方は2日目最大)
High Free Spiritsで場をグンと盛り上げた後、MCで繋いでまさかのノンタイアルバム曲「Sunset カンフー」!ノーマークで初めて聴いたのだけど、ライブ向きの強い曲で驚いた。
そして最後はadrenaline!!!で会場が爆発的に盛り上がり。
トリ前なのもあるだろうけど、かかわり/azureなどは敢えて歌わず、強い曲3枚揃えたセトリで、TrySailの最大出力を堪能できた気がする。単独ライブ行きいなと思うくらいに心が動いた本日唯一のアーティスト。最高でした。

16.Aquors:○
ラブライブ自体を視聴していない/Aquorsのライブも初、なこともあり、曲単独で判断するしかなかったのだけど、曲自体はどれも安定的に高い水準だと思った。多くの人から人気を得ているなら、トリになること自体はそんなに違和感ないかなぁと。
ただ、劇場版の曲だけでも、Brightest MelodyやHop Step Nonstop!など多様な曲があると感じていたので、「キレイな曲」で固まったセトリ、という印象。曲単体で考えればもっと強いセトリを組めた気もした。もっとアガる曲とか、尖った曲もあって良かったかもと。

ライザップ牛サラダが制限系食事の方法として万能感あって感動した件

絶対はやる(はやってる)

※他の記事とは圧倒的に毛色が違っててごめんなさい

 

5月8日に吉野家から発表された「ライザップ牛サラダ」がめちゃくちゃ優秀なので、何番煎じかわからないけど感動を書こうと思った。それだけ。

https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2019/05/08105856/news201905081.pdf

 

f:id:anime_song:20190530234929p:plain

ライザップ牛サラダの栄養成分表(吉野家プレスリリースより)

 

ニュースとかだと糖質制限について記載されているものが多く、その点も非常に優秀だと思うのですが、個人的には「食塩相当量」がかなり少ないのが高評価。

外食や手軽に摂れる食事、スープなど、塩分摂取を日常で控えるのは実は結構難易度が高く、米とかを食べなければ割と避けやすい糖質と比べて、汁物や調味料(醤油など)にも多く含まれており、かなり意識しないと難しいなぁと日ごろから感じていたところに。

え、食塩2.0グラムって・・・すごくない・・・??

高血圧予防のために、食塩摂取相当量は6.0グラム/日を目安にというガイドラインもあったりするので、1食で食塩2.0グラムというのはちょうどよい量なのが嬉しい。(なお、付属のドレッシングをかけると少しオーバーします)

 

しかも最近は野菜増しなどのちょい足しもできるようになり、完全に死角が無くなった印象も。もろもろの「摂りすぎ」を抑止する意味でも非常に優秀なメニューになっているなと感じます。