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【感想/応援記事】諸星すみれ『smile』/リリイベ@新三郷

かなり良いスタートダッシュを切ったと思います!今後も応援し続けたいなと思ったので、魅力を伝えるのにちょっとでも貢献したく記事を書いてみました。

 


概要:諸星すみれ『smile』

声優などで活躍する諸星すみれさんがソロアーティストとしてデビューした最初のミニアルバムとなります。

声優としての諸星すみれさんで一番有名なのは、「アイカツ!」シリーズでしょうか。シリーズ開始が2012年10月なので、もうそれから7年も経っていることに驚き、しかもまだ20歳なことにも驚きます。。。

CD情報はこちらから(楽曲の試聴もできます)

https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A026544/VTZL-170.html

2曲目のみTVアニメタイアップつき。作詞には岩里祐穂さんなど、作曲には白戸佑輔さんや宮川弾さんなどが並ぶ、なかなか強い布陣!
*岩里さんは坂本真綾さん楽曲などへの歌詞提供、白戸さんは鈴木このみさんや水瀬いのりさん、JUNNAさん、あとはAKBグループへの作曲提供など幅広く活躍されています

 

『smile』各曲の簡単な感想

はじまれ

デビューアルバムの1曲目にふさわしいタイトル。非常に曲としてはシンプルな構成になっている印象で、諸星すみれさんの歌声の魅力がたくさん詰まった曲だと感じます。特に、アイカツなど声優としての諸星すみれさんのイメージしかない人にとっては、「えっ、こんな歌声なんだ、きれい/うまい」とインパクトを感じてもらうのにうってつけだなと。TVタイアップをさしおいて一番最初に持ってくるだけの強さがある曲ですね。個人的にはアルバムの中でもイチオシ。
*この曲は諸星すみれさんとしての初ライブだった「犬フェス2」でも一曲目で披露されたのですが、会場の空気がガラリと変わったように感じました。私も正直、今ほど期待値高くなかったので、良い意味で裏切られ、これは今後の活動にも注目と思い、終演後、衝動的に物販(Tシャツ)を買いました

真っ白

今クール(2019年10~12月)のTVアニメのOPにも使われている楽曲。なんといっても特徴的なのはその変拍子で進行していくところ。5拍子と6拍子で構成されている楽曲で、初見では非常にリズムが取りづらいと思います。
歌いこなすのもかなり難易度が高いように思うのですが、CDだけでなく、ライブでもスルスルっと難なく歌っているあたり、単純にすごいなと。
ワンコーラスでも十分に良い曲なのですが、曲の最後に向かってどんどんと盛り上がっていくところも聴きごたえ十分なので、フルバージョンもぜひ。

Beautiful Flower

「どうしてねぇこんなに」からはじまる最初のアカペラでグンと引き込まれます。役者さんとして舞台などの経験も多いこともあるからか、何度も聴いていると、ミュージカルの一部分を切り取ったかのように聴こえてきます。
非常にゆったりとしつつも、包み込まれるような温かさが曲全体からあふれ出しているような、聴いているこちらも気持ちが暖かくなるような、そんな楽曲と感じます。

アスファルト

疲れたときに聴きたい曲、というのもあまりよくない表現かもしれませんが、音楽とボーカルの優しさが沁みる曲だと感じます。
歌詞も非常に曲に合っていて、最後は背中を押してくれるような、前を向けるような内容だと感じます。
主張の強い曲ではないこともあり、最初聴いたときは、正直あまりピンと来なかったのですが、何度か聴きなおしている中で徐々に良さにハマっていきました。

初めての主役

諸星すみれさん本人が好きでもあるという「HoneyWorks」さんによる提供曲。ここまでの曲はしっとりした曲・透明感のある曲中心に構成されていたのですが、ここから大きく曲調が変わります。

歌詞含め青春感が非常に強く、楽しげで、初めて聴いたときに分かりやすく、引き込まれる曲だと思います。1~4曲目で「なんとなくこういう路線のアーティストさんなのかな?」と思わせたところからも強いアクセントになる曲で、アルバムの中でこの曲を一番気に入る人も多いのではないでしょうか。

個人的には、この曲を聴いたときに「星宮いちごって実在するのかも・・・」と思いましたw

足りない音はキミの声

タイトルの通りの楽曲なのですが、前曲に続き、「こういう音楽にもボーカル乗せられるんだ、しかも合う」という発見があります。
意図したものなのかは分かりませんが、ちょっと背伸び感があるボーカルが、曲調また歌詞のテーマにも非常にマッチしている印象で、楽曲をどのように歌うか、表現する力が高いんだろうなぁと感じる曲でした。

青い関係

最果タヒさん(恥ずかしながら今回初めて知りました)が作詞を手掛けた楽曲。詩人として活躍されていらっしゃることもあるからか、他の楽曲と比較しても歌詞がずば抜けて難解。(今も自分の解釈が正しいのかもよく分からない)
曲は、明るさと悲しさが入り混じったような印象を受けるメロディ。感情が見え隠れするがそれを押し殺しているような歌詞なので、そうした見え隠れする感情を曲側で表現しているのかなー、などと感じました。
「スカートの殺意」という歌詞もあり、とてもショッピングセンターでは歌えない曲だ・・・と思っていたのですが。

 

『smile』全体を通じての印象

様々なインタビュー記事などで本人も話されていますが、いろいろな諸星すみれさんが詰まっているアルバムだなと思います。
アーティストの側面、声優の側面、舞台役者の側面、アイドルの側面(?)など、20歳にしてすでにかなり長い芸能生活を送っている諸星すみれさんならではの多様な側面を7曲に落とし込んだ、そんなアルバムだと思います。
Twitterなどでの感想を検索しても、人によって推しの曲が見事にバラバラなのですが、そういった感想になるのは、全体的に甲乙つけがたく、それぞれの曲に違う良さがあるからなのかなと。
ファーストミニアルバムとしてはめちゃくちゃ完成度高いですし、人を選ばず聴いてもらえる1枚なんじゃないかと。

あと全く関係ないですが、↓のようなカッコいい感想書きたいですね。

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/23307

 

『smile』を聴く方法(CD以外)

①上記に載せたURLから各種ダウンロードサイトに飛べるみたいです(1曲だと250円、全曲で1500円)

②個人的にオススメなのは、Aniuta(月額600円のサブスクリプションアプリ)です。たとえばこのアルバムなら、全曲買う金額で2か月超使うことができ、フライングドッグの楽曲は基本的に発売日と同時解禁なので、どうしてもフラゲしたい、とかでない限りは非常に使いやすいです。
そのほか、ざっくりレーベルごとで扱いが分かれています。アニソン界隈のサブスクに関する細かいことは、↓のサイトでめちゃくちゃ良くまとまっているのでご参考に。

http://blog.livedoor.jp/kumakazu1207/archives/52430845.html

(もちろん、諸星すみれさんを推せる、と思ったらCD「も」ぜひ!)

 

リリイベ@新三郷に行ってみた

ここからは少し話が変わり、先日11/3にららぽーと新三郷にて行われたリリースイベントの感想を。

イベントの様子などは↓のレポートなどでもまとめられています。

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1573013079

 

当日の会場到着は10分ちょっと前とギリギリになってしまったのですが、 会場からはすでに歌声が。予定より早くはじまったのかとかなり焦ったのですが、ステージでマイクテストの最中でした。
(マイクテストからクオリティ高かったのでびっくりしました)

リリイベ会場は、①ステージの正面に50席ほどの椅子、②その後ろに立ち見ゾーン(ここまで優先観覧エリア)、②の後ろは簡単にロープで仕切られ、一般観覧者はロープの外から見てください、というエリア構成でした。

CD購入者は当日午前中にあった整理券抽選に参加でき、整理券番号次第では優先観覧エリアの良ポジションを確保できたのですが、今回はギリギリ到着だったので抽選には参加できず。
それでも、ロープの外の最前列を余裕で確保できたので、大阪会場も、到着がギリギリになりそうでも行ってみることを強くおススメします。
おそらくイベント開始時に集まっていた人は300~400人程度だったんじゃないかと。

 

イベントの内容は4曲とミニトークコーナーで30分程度。
4曲は「犬フェス2」で披露した5曲からどれか4曲かな、と思っていたのですが、まさかの未披露曲「青い関係」が飛び出すサプライズ。
諸星すみれさんも「ここで歌うとは思わなかったでしょ」と楽しそうに曲紹介の時に話しており、本人としてもしてやったりの選曲だったのかも。
(特に言及無かったですが、大阪では残る1曲が披露される可能性もありそうですね)

ミニトークコーナーは今まで他媒体でのインタビューなどでもされている質問が中心だったようにも思いますが、やはり文字で読むのと、その場で聴くのは体験として大きく異なるな、と感じました。

 

イベント終了後はアルバム購入者対象の特典会。リリースイベントの参加は初めてだったので何をするのかよくわかってなかったんですが、シンプルに一人一人にポストカードをお渡ししてくれるというもの。
その際に一言二言お話することができるんですが、①犬フェス2の感想(ウンディーネに感動しました)と②リスアニ行きます、をお伝えするので精一杯。
よく考えなくても、そもそも本人の曲ではないコラボに感動したと言われても反応難しいじゃん、、、と反省しました。。。

イベント途中から特典会に向けて来場された方も多かったのか、お渡し会には合計で500人は並んだんじゃないかと思いますが、スタッフさんの尽力などもあり、イベントとそのあとのお渡し会も含めて2時間弱で終了となりました。
最後まで残っていた会場の方にも丁寧にあいさつをされていたところもそうですが、個人的に印象に残ったのは、お渡し会で一人一人とお話したあと、次の人に移るときに、前の方に向かってお辞儀されるところ。細かい所作からもすごく誠実な方なんだろうな、という印象を受けました。

 

今後のライブ予定/2020年にやってほしいこと(個人的願望)

最後に、今後のアーティストとしての活動ですが、以下が予定されているようです。

○今週の土曜(11/9)には大阪でのリリースイベント
○20年2月9日、リスアニライブ2020の2日目に出演が決まっています。こちらは他にも人気アーティストさん目白押しなのにハコが小さいので、倍率高そう。
Twitterなどでは、11/23のANIMAX YOKOHAMAでのシークレットゲスト予想をされる方も一部いらっしゃる様子。)

 

リスアニライブ以降は特に情報なく。
LINE LIVEやリリースイベント、犬フェス2の出演、各種記事などを見る限り、レーベルとしても推していきたい気持ちは感じる一方、単独ライブとかはまだまだ時間がかかると思うので、たとえば、
①タイアップつきのシングル発売
②ライブとは異なるミニイベント実施(シングルに抽選券封入とか?)
③リスアニ以外のライブに1つ出演(アニサマは難しいか。来年のANIMAXとか?)
くらいが2020年中に実現するだけでも、十分ありがたいなと思います。アーティストとしての活動だけでは無いですし。

既にファンになっている人とのエンゲージを深めるというよりは、もっと多くの人に「アーティスト諸星すみれさん」の楽曲を知ってもらえる2020年になったら嬉しいですね。