日常。

アニソンやライブ、聖地巡礼など

今さら感想:「アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~」(特定シーンのみ)

アイカツ映画「アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~」の全体感想は、別記事でちょっと雑に文章を書きました。
こちらでは、一点集中で「ここが本当によかった」という一番好きなシーンを紹介させてください。アイカツ映画の脚本、すごすぎる。

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今さら感想:「アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~」(全体版)

いままで映画をこんなに繰り返し見たことがなかったので、

何がよかったのかが伝われば良いなと思います。10回観ました。

 

 

*全体の感想とか思ったこと 

スターライト学園のアイカツ!完結編、というべきものだったと思う。今後も、どこかでスピンオフ的に何か公式からのコンテンツ供給があるのかもしれないが、基本的に大筋としてはもうこれで終わり、ということなんだろうな、と感じた。

ただ、それを「残念だけど、仕方ないよね」というレベルで納得感ある形に仕上げたことには、関係者の深い作品愛があってのことだろうとも。何といっても、長くこのコンテンツのファンを続けてきた人や、このコンテンツを好きだった人が、正しく報われる、いい作品だったと思っていて、こうした映画を観れること自体が恵まれてるな、と思った次第。

仮にこの作品に続編があったとして、それは、主人公たちがアイドルを続けている時間軸ではないかもしれない。ソレイユの3人はじめ、それぞれが30歳くらいになって何をしているのか、みたいな話になっちゃいそうな気がした。何ならアイドルを引退してて、お弁当屋さんをやっているかも、などと。
でもそれって、もはや完全に公式の二次三次創作・・・w

 

この作品から漂ってくる「コンテンツの区切り」を一番感じさせたのは、EDの「氷の森」だった。
これはもう、「アイカツ(いちご世代)というコンテンツを美しい氷の森として、それを胸に、あなたはあなたの人生を勇気をもって進んでください、たまには戻っておいで」というメッセージだなと。

作品はソレイユの次なるスタートラインを描いて終わるけど、いや~完結しちゃったなぁという感じ。これが↑で書いた「残念だけど、仕方ないね」につながる 

 

完結だなという感覚があったんだけど、でもこの映画、結局一度も泣くことがなかった。インターネットで他の方も色々と言及しているけれども、分かりやすい「お涙頂戴」な演出やセリフが全く無くて潔い。当然、キャラクターもほとんど泣かない、おとめちゃんがちょっと、くらい。

卒業ライブも、またその後を描いたシーンも、感傷に浸ることなく、ずっと「未来向きの今」を描いているというか。「もっともっとって思ってる、でもその中で、自分の背中を押してくれる思い出がある」というのが伝わってくる。

 

目の前に大きな選択肢があったり、自分のやってきたことが正しいのか悩みがあったり、自信を無くしそうだったりプレッシャーがかかってたり、、、そんな人にこそこの作品は観て欲しいなぁと思う。個人的にもすごく救われた。心がじんわり温まるというか、どこまでも「アイカツ」らしいなと。アイカツは本当に人を元気にする作品だと思う。


だからこそというか、自分がアイカツ好きだったのはこういうところなんだよね、としみじみ思い返せる内容。心の栄養ドリンク。 栄養ドリンクであるがゆえに、観た1~2日経った後に「あ~もうアイカツ終わるんだなぁ」「もう一回みたいな」としみじみと寂しくなってしまうのは副作用だと思う。いつでも見れるようにしたいから、ブルーレイ買おう。 

 


*映画の全体的な流れに関する感想
OPであり挿入歌でもある主題歌「MY STARWAY」の使い方がどこまでも秀逸だと思った。これは「カレンダーガール」を100倍くらい強くした楽曲だと思う、すごく良い。

「ザ・アニソン」って感じで、それが映像と重なる映画のクライマックスは素直に感動しちゃった。これは実現するのも簡単じゃなかっただろうし、本当にすごい。


ソレイユの3人が、カレンダーガールで歌われる「なんてことない日々がかけがえない」ということを自覚したうえで、でもその感傷に浸るのではなく、「かけがえのない日々を土台にまだ見ぬ未来に進んで行くよ/日々が土台にあるからがんばれるよ」っていうメッセージにするのが強すぎる。

実はワンコーラス分は、昨夏の実写版アイカツプラネットと抱き合わせ公開された映画で公開されていたらしく(全然知らなかった)。知ってたら知ってたなりに驚きがあったんだろうけど、個人的には何も知らず、「うえぇOP新曲じゃん」から始まったので、「突如出てきた新曲、ワンコーラスだけで『ええぇぇ~新曲!?嬉しいけど!?』ってなって情緒が乱れているのに、2番以降が超重要な感じで使われて『うひょお~~~解釈が追い付かない~~~』となって無事情緒が破綻」という構造でした。 

 

そのほかも、全般的に楽曲のチョイスが完璧だったと思う。個人的にはこれが一番よかった。 
まず「Singnalize!」。MONACAは某かなしい事件もあったけど、それが無くても、「この映画のトーンだと『アイドル活動!』と『カレンダーガール』はちょっと雰囲気違うなぁ」と思っていたので、途中のライブシーンで「Singnalize!」が来たときは「うわぁ~~~~解釈一致~~~」となった。まさか来ると思ってなかったけど。

Signalize!」は唯一、高校生~大人になったキャラクターが歌いそうな曲、かつあんまり「誰かの色」が無い楽曲のイメージだったので、どういう経緯でこれを使うことになったのかは知らないけど、すごく良いチョイスだったと思う。

 

次に「SHINING LINE」。これもね、まぁそっちだよねという感じ。↑にも書いたとおり、新曲が「カレンダーガール」を踏まえて正統進化した楽曲という感じで、この劇場版に限っては上位互換だったので、本作のテーマにも合ってる楽曲としては、「SHINING LINE」だよなぁと。

 
とはいえ、今まで解釈していた「SHINING LINE」は、憧れの存在や先に進む存在から想いを受け継ぎ、また次につなげていくという「継承」の要素が強いと思っていた。

ただ、今回の映画を見て、その継承が、他人から自分/自分から他人だけではなく、過去の自分から今の自分/今の自分から未来の自分、という要素も入っているんだな、と再解釈したというか。これもシリーズ全体を貫くすごく良い曲だと思っていて、それが今回改めて輝いたこと、個人的にもとても嬉しい。

あとは「星空のフロア」もよかった。フォトカツがきっかけでアイカツに入ってきたマンとしては、「まさかフォトカツ楽曲が劇場版で使われるなんて!!!!!」と本当にテンションが上がった。

コスモス楽曲なので第一候補ではあったものの、最初のシーンでライブスキップされたから、楽曲使わないのか・・・?、と思わせてからの披露だったので本当に嬉しかった。

 

あと、ビックリしたのはルミナス新曲。流れとかテーマ的には「START DASH SENSATION」もありそうだけど(逆に他に候補がなさすぎる)、とはいえあかりちゃん色強いからなぁ、、、と思っていたらまさかのチョイスで衝撃。

楽曲は全体的に、想像通りにすごいところと、想像以上にすごいところしかなくて、楽曲に出会うたびに心の中で「おおおおおお」という感じになってた。

 

楽曲以外のところでいうと、やっぱりソレイユ中心としたみんなの4年後の姿はすごいよかった。 
公式による二次創作という感じで、本当に自然な感じで描かれていて違和感がない。
急な鍋パにしては集まりすぎだろという感じはあったけど、最初のライブ打上げシーンとの対比が残っているからそこまで違和感がない感じになっていて、狙ったわけじゃないんだろうけどよかった 

(心の声:うわ~~~~酒飲んでるじゃん~~~~~かえでが日本酒好きなのも、さくらが勧めたくだりも、ユリカさまが赤ワインなのも、全部めっちゃわかる!あとは焼酎?とウイスキーだけど、あの感じは家に常備されてそうだから、ウイスキーが蘭ちゃん、焼酎はいちごちゃん飲みそう、星宮いちご、ビールは飲めないけど焼酎は飲める概念、これはありますね )


ユリカさまが酒に弱いというか飲まれるのも、「温泉に日本酒・・・最高ね!」って言っちゃうのも、解釈一致って感じがあって最高によい。
しかも、その中でユリカさまが色々と話すセリフもよかった、確かにああいうのって、大人になると、酔っぱらってない限り言わない/言えないってのあるよね、その意味でもあのシーン本当によかった。

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【今さらプレイ:参考サイトなど】チョコボの不思議なダンジョン(PS)

コロナで自宅にいることが多くなったこともあり、発売直後によく遊んでいた『チョコボの不思議なダンジョン』を久しぶりにやってみたいなぁと思い立ってPS3を購入し、ダウンロードから2週間。
睡眠時間を削り、休日返上するくらい楽しんでしまった。

 

プレイ時間にして60時間程度で、後は最大HP増やすのと階数掘っていくだけとなり、事実上ほぼやることなくなったので、このへんで切り上げることとし、簡潔にプレイメモなどを記載しておこうかなと。
体感だが、あと5~10時間くらい早くこの状態にできたような気がします。

 

○現在のステータス

LV:99
最大HP:1728
元気:200%
本レベル/ATB:全種類LV99、かつATB8
ツメATB:10

○イベント進行など

ダンジョン:第3ダンジョン、最深階は601階
アイテムファイル:コンプリート(第2ダンジョン限定のアイテムは倉庫に)
モンスターファイル:コンプリート(識別のカードも全モンスターに当てた)
町:イベント全て完了、畑拡張済み

○武器/防具/首輪(★はメイン)

・武器
スナッチクロー(がまん+サークル)
リフレッシュクロー(がまん+ラッキー)
チタンのツメ(がまん+ギル)★

・防具
ドラゴンメイル(源氏+しんきろう)
チタンのクラ(アミュレット+しのび)★

・首輪
月明かりの首輪★
マップカードマラソン始める前は、探索効率上がるので◎

 

○役にたった情報源

①(なんだかんだ)紙の攻略本である解体新書
・鉢植えやリサイクルボックスの情報が分かりやすくまとまっているのがよい
・モンスターのHP計算式の情報も地味にありがたく、「雑魚敵のLV上限が99である限り、どんなに深く潜っても、HPは最大でも703」という気づきは非常に重要
・また、モンスターのドロップアイテムなども、特にラッキークロー使用にあたっては非常に参考になる
・ダンジョンページの「確実に出現する仕掛け」もよく参照した

②解体新書と一緒によく参考にしたサイト
・お金稼ぎ(84階マラソン)や最深階掘り、1stダンジョンでのおいしい実マラソンなど、効率よい進め方はかなり参考になった
火と氷など相反する属性の反発消去で、固有の能力すらも消えるのは目からウロコだった

game.diacrown.com

 

③ダンジョン探索中に手元iPadで開いてたサイト
・攻略本にはない、3rdダンジョン78階以降のアイテムデータがあり、後述の3rdダンジョン90階マラソンはここの情報から着想を得た
・また、攻略本にはない、「棚からゲットできるアイテム」データも貴重
・ダンジョンごとに1ページにまとまっており、探索に沿ってページ下にスライドしていくだけなので、プレイしながら参照しやすい
・不確定アイテム拾うたび参照し、どのアイテムか当たりをつけ、処理してた

kakuremi.webcrow.jp

 

○やってみてよかったと思うこと

①1stダンジョンでのおいしい実マラソン(1階→29階ぶっ続け)
・1stダンジョンのジャニターの店が、2階おきに出てきて、かつ「おいしい実」が安く売っているので最大HP増殖がはかどる
・1階から29階までぶっ続けで潜っていると、後半のサボテンダー狩りもあって、ギルをほぼ維持したまま1回あたり最大HPを150程度伸ばすことが可能
(効率よくやれば、もっと早く/大きく伸ばせたかもしれない)

 

②ドレイン→シャインの2種強化先行
・本はレベル99になると一気に効果が跳ね上がって魔石・珠いらずになるので、まんべんなくではなく、垂直強化が良い
・回復&封印確実に処理できるドレイン優先、次はシャインにしたがここは好み
・イベントのために売る必要がないファイア・ディム・シャインの中から選ぶのがよさそう

 

③3rdダンジョンの90階マラソン
・畑増殖に欠かせないブリンクカードの回収はココが一番良い気がする
床落ち確率が4/64とこのアイテムにしてはかなり高く、体感で2~3回に1回は拾える
・宝箱チェックも不要なので、突入→マップ→探索→テレポ、で1周2分くらい
・落とし穴あるので、クラに「しのび」がついているとよい
※冥界のカードは、ラッキークローを手に入れてから3rdの33階で稼ぐのが一番早い

 

④チタンのクラ(アミュレットメイル+しのび)の作成
・3rdダンジョンの最深階更新しながら、ラッキークローとカウンターメイルに必要な450万ギルを集めるための金稼ぎも同時に行うときに役に立った
・3階おきにジャニターの店を出してマップカードマラソンしつつ、チタンのツメ(がまん+ギル)でお金を稼ぐが、不確定のツメや首輪をその場で確定処理できるのがよかった
・地上に戻らない限り、一度識別したカードや薬は再識別は不要だが、武具は確定しないため、識別の機会を待つ必要があるが、アミュレットメイルの効果でクラ以外は即時確定でき、すぐ売れるので効率が良い
チョコボと本のLV、それに最大HPが高くなるとクラの防御性能はほぼ意味が無いので、ぶっ続けで探索するなら最も相性が良いクラ能力では

 

⑤とりあえずスロットを1時間やってみたこと
・ラッキークローとカウンターメイルを目標にしたときに、スロットポイントで稼ぐのとギルで稼ぐのと、どっちが早いかを体感しておくと踏ん切りがつく
・1200スロットポイントを元手に1時間やったところ、2000ポイントになったが、「+800ポイント/時間=+80000ギル/時間」なので、ギルのツメ装着してダンジョン潜り続けたほうが圧倒的に効率よいと判断

 

○早くやっておけばよかったと思うこと

①(がまん+ギル)のLV99ツメを早く作って使う
・最初に(がまん+サークル)を作って、200階くらいまで使っていたものの、ギルのツメが手に入ったらすぐに(がまん+ギル)に変えるべきだった
・マップカード使っていればフロアあたりの時間はそこまで大きく変わらず、かつ、お金稼ぎの効率が圧倒的に違う(ツメLV99なら1フロアで4~7000ギルくらい稼げるので、もはやアイテムを売ることも考えなくてよい)
・ギルのツメ導入前はマップカードマラソンでお金が目減りすることも気にしていたが、その心配もなくなった

②本を読まずに売る(知恵の実と不思議なしおりは買う)
本を売らずに、真面目にたいまつなどで消費していたが、レベル9以上にしたら、戦闘で使わない本は全部売っておくべきだった
最後はイベント進行のため、ブリザドとサンダーとエアロの本を売る目的で拾い集めにダンジョンに潜るハメに
一方で不思議なしおりを大量に買えるお金は手元に残ってしまい、もったいなかった

 

○急がなくても良かったなと思うこと

①カメのコウラの2ndダンジョン入手
2ndダンジョンでも、22階の壁の絵から入手が可能だが、壁の絵は爆発することもあり、体感確率は低い
割と粘ってしまったが、3rdでは普通に手に入るし、ドラゴンメイルも最終的にメインにならなかったので、このタイミングで頑張る必要性は薄かった

 

②サークルクローの2ndダンジョンでの作成
2ndダンジョンではアーククローが入手できないが、「オーダークロー+目にいい薬」のリサイクルボックスで作れるため、オーダークローを4つ入手して合成した
ただ、3rdダンジョンの最深層更新マラソンでオーダークロー/アーククローともにガンガン入手できるので、2ndダンジョン時点でこれを目的に探索する必要性は薄かった(サークルクローも最終的にはメインになり切れず)

 

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【ライブ会場続々開業】新高島・横浜東口・馬車道エリアの個人的オススメ飲食店

2020年は横浜エリアのライブ会場がいくつか増えるので、周辺のオススメ飲食店をご紹介。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でライブが色々と中止になっており、ライブスケジュールにも影響が出ましたが、こんな時だからこそ、この先にある楽しみをさらに楽しくできる情報を提供できればなと!

(あと、このご時世で少なからずダメージを受けているような、ライブ会場周辺の小規模飲食店を盛り上げてほしい気持ちもあります)

 

1)2020年、横浜エリアで増えるライブ会場

①ぴあアリーナMM(20年4月開業の予定だった)

会場URL:https://pia-arena-mm.jp/

「チケットぴあ」でおなじみのぴあ社が作った音楽専用アリーナ。1万人規模の会場は横浜エリアに無かったのと(横浜アリーナは新横浜)、何より「音楽専用アリーナ」というのがライブ好きにとっては心惹かれる施設です。

アニメ系のライブだと、5月に水樹奈々さん、6月にLiSAさんなどの公演が決まってました【※流れました】。横浜アリーナより少し座席数が少ないので、横浜アリーナを埋められるアーティストさんの公演は、倍率アップ間違いなしです。。。

 

②KT zepp Yokohoma(20年3月開業の予定だった)

会場URL:https://www.zepp.co.jp/hall/yokohama/

2,000人程度のキャパのライブハウスを全国に展開するzeppも横浜エリアに登場。KTは「コーエーテクモ」の略で、というのも、コーエーテクモの本社が移転し、その低層部がライブハウスとして提供されることに。

ちなみに「ぴあアリーナMM」とは徒歩で5分もないくらいの距離感。数千人の単位で入れるライブ会場同士が非常に近い位置にあるのは全国的にも珍しいような気がします。
ぴあアリーナMMの最寄り駅である「みなとみらい」駅はパシフィコ横浜の最寄り駅でもありますし、ライブ会場の集積がすごく進みますね。

アニメ系のライブも続々と入っており、上記LiSAさんの別ライブのほか、4月下旬にReoNaさんのライブも予定されてました【※流れました】。

 

Billboard Yokohama(20年4月開業の予定だった)

会場URL:http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=4

上記ふたつと比較するとあまり存在感はないですがこちらも新規オープン。ライブと一緒に食事も楽しめるような作りになっており、大人向けな施設の印象あり。

上記ふたつの会場からは少し離れますが、それでも電車で1~2駅しかなく、距離的には非常に近いです。

アニメ系のライブだとLiaさんの公演が5月末に決まってました【※流れま(ry】。

 

横浜エリアの中でもみなとみらいエリアに限ると、パシフィコ横浜くらいしか大きな会場はなかったのですが、同じタイミングで一気に大きな会場ができたことで、これからはみなとみらい周辺でのライブがかなり多くなるのではないかと期待しています。

 

 

2)会場周辺オススメ飲食店【新高島~みなとみらい】

ということで会場周辺のオススメ飲食店をご紹介していきます。誰もが知るチェーン店などを紹介しても仕方ないと思いますので、個人などでやっているようなお店を中心にご紹介。

もっと紹介したいお店もたくさんあるのですが、全部触れると、時間がいくらあっても足りなくなってしまうので。。。

 

①オフィス街にひっそり佇む実力店:「香露庵」

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140103/14000638/

ジャンル:そば

オススメ人数:1~4人

zepp Yokohamaから横断歩道を渡った目と鼻の先にあるそば店。
日曜休業。土曜は夜までやっていたのですが、最近行ってみたところ、15時までの営業となっており、ライブとの相性は良くないかも。。。

平沼にある、そばの名店「平沼田中屋」の流れを汲む「きざみ鴨せいろ」が有名でおいしいですが、個人的には「空揚げ(鶏のから揚げ)」もおすすめ。大ぶりで、ジューシーかつ皮がパリッとしていて非常においしいですが、アツアツなので口の中を火傷しないように要注意。

  

ミシュランにも載っていた天ぷら有名店:「ふく西」

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140103/14045692/

ジャンル:天ぷら

オススメ人数:1~2人

ミシュランの横浜版があったときに選出されていた天ぷらのお店。昼夜ともにコースは高級なので、ライブ前のランチでちょっと贅沢に、という時にも。

味の方は間違いなく、横浜エリア×天ぷらならトップクラスだろうと思いますが、負けじとお値段もハイクラス。コースではなく天丼にしても、良いものは3,000円近くするので、お財布とは要相談です・・・💦

 

 

3)会場周辺オススメ飲食店【横浜駅東口】

新高島やみなとみらいからは、徒歩10~20分くらいで、路線数の多い横浜駅まで行くことも可能。その場合、人の多い西口ではなく、割と閑静な東口周辺を通過しますが、この辺りも良いお店が多いです。

 

①小規模ながら料理に安定感のある居酒屋さん:「ほまれ」

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14075138/

ジャンル:居酒屋(日本酒○)

オススメ人数:2~4人

魚を中心としたおいしい食べ物と、厳選された日本酒が楽しめるお店。もともと鶴ヶ峰でやられていたお店が移転してきたよう。にぎやかというよりは落ち着きのある空間ですが、店内は明るい雰囲気。

カウンターが5,6席、あとは4人くらいで立ち飲みができるテーブルがふたつなので、大人数での利用にはあまり適さないかも。個人的なオススメはフォアグラ大根。お刺身の盛り合わせは好きなものを3種類選べるのも嬉しい。

日曜休業のお店も多い中で、日曜日も営業しているのは◎。【※新型コロナウイルスの影響で、ランチ営業を開始したことに伴い、最近は日曜休業になっているようです。instagramアカウントがあるので最新情報はそちらでチェック】

 

②横浜東口の新名所、アソビルにある立ち食い鮨:「鈴な凛」

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14074761/

ジャンル:立ち食い鮨

オススメ人数:2~4人

横浜東口(正確にはみなみ東口)に直結している商業施設「アソビル」。その1階部分は飲食店街になっており、打上げなどにも持ってこいなお店が多くあります。

さくっと飲んで帰りたいときや、ライブ前に簡単な腹ごなししたい時などに勧めたいのが立ち食い鮨の「鈴な凛」さん。1~2貫から頼むことができ、さっと食べていくのに良いです。Twitterinstagramの更新もマメで、本日のおススメをアップしてくれるのも◎。

アソビルにはこのほかにも、福富町に本店がある、横浜では有名なラーメン店「丿貫」や、1000円でガチャを回して、その結果でお酒やおつまみを楽しめちゃう「呑りすけ」、二俣川に本店がある確かな実力店「ゆうや」、ザンギがめちゃくちゃ美味しい北海道料理の「Wacca」など、普段から使いたいお店が多く、かなり良いスポットなのでおススメです。

 

③横浜東口エリアの元気印:「まるう商店」(※近くに別館もあり)

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14015237/

ジャンル:海鮮居酒屋

オススメ人数:2~8人

元気な接客、元気すぎる豪快な盛りが特徴の海鮮居酒屋さん。駅近、ボリューム◎、ハイコスパ、料理のクオリティ○、と、非の打ち所がないお店な印象で、打ち上げ利用にももってこい。打ち上げで横浜駅東口なら、ファーストチョイスかも。

唯一難点を挙げるなら、かなり賑やかなお店なこともあり、「しっぽり打ち上げたいときには使いづらい」くらい。人気店なので、予約ができるなら予約するのが◎。

 

 

4)会場周辺オススメ飲食店【馬車道周辺】

Billboard Yokohamaの最寄り駅でもある「馬車道」は、周辺の「関内」駅とも合わせ、横浜の中でもいわゆる繁華街と言えるエリア。
みなとみらいと比較しても街としての歴史も長く、またオフィスも昔からある場所のため、高級寿司店から、サラリーマン御用達のお店まで、幅広くお店が存在しており、実はみなとみらい以上に楽しい場所なのでは?、と思ったり。

居酒屋さんは多くあるエリアなので、ここではライブ前などに少人数(1人でも)で腹ごなしするような目的でのお店を紹介。

 

①百名店にも選ばれているスープカレー:「BAYらっきょ」

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14000111/

ジャンル:カレー

オススメ人数:1~4人

馬車道駅から歩いてすぐのスープカレー店。奇をてらわないオーソドックスなスープカレーですが、存在感のあるチキン(手羽)やジャガイモなど、ひとつひとつの食材がしっかり美味しく、またボリュームもあるので見た目以上におなか一杯に。
もう少し足を延ばすと「ラマイ」というスープカレーの名店もあるけど、みなとみらいからだと遠く、徒歩だと30分くらいは必要なので、行きたいなら覚悟が必要。

 

②東京のとんかつ名店が神奈川進出:「檍(あおき)」

URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14077627/

ジャンル:とんかつ

オススメ人数:1~2人

東京で長蛇の列を作っているとんかつ店の支店が神奈川にオープン。近くに「丸和」という、これまた神奈川県内では評価の高いとんかつ店があり、どちらも良く行くのですが、個人的にはこちらのお店の方が好き。
お財布に余裕があれば、「特上ロースかつ(2,000円)」がオススメ。値は張りますが、「かつや」の4倍以上、「和幸」の2倍以上の価値はあるんじゃないかと。

【感想/応援記事】諸星すみれ『つむじかぜ』

デビューミニアルバムに続き、ファーストシングルの記事も書いていきたいなと。デビューから半年でシングル発売は、想像以上に早く、驚きました。。。

 


概要:諸星すみれ『つむじかぜ』

昨年10月にミニアルバム『smile』でアーティストデビューを果たした諸星すみれさんの1stシングルになります。

CD情報はこちらから(楽曲の試聴もできます)

https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A026544/VTZL-171.html

1曲目は、前回のミニアルバムに引き続き、TVアニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』のOP主題歌。作詞が岩里祐穂さん、作曲が白戸佑輔さんのコンビが引き続き担当。

また、発売に先行して、2月9日の『リスアニLIVE! 2020』にて披露されており、その時から「良い曲だなぁ」と思っていたので期待値も高かったです。

 

『smile』各曲の簡単な感想

つむじかぜ

『真っ白』を冬の曲とするならば、この曲は春の曲だと感じさせる、高まる、そして前向きな気持ちが前面に出ている曲だと思います。
2番の歌詞の字余りは岩里さんの自由さが随所に現れているのですが、それをソツなく歌いこなしているのも、すごいなぁと思ったり。
Cメロからラスサビのコーラスをバックに歌うのは、やや珍しいけど、シンプルで癖の無いボーカルだからこそ、こういう合わせ方もあるんだなぁと感心。
個人的には、Bメロやサビから、なぜか、どことなく『約束はいらない』に近い雰囲気を感じるので、その辺りも坂本真綾さんのデビューシングルと勝手に重ねてしまい、未来にも期待したくなってしまう。

SCREEN GIRL

正直、試聴時点ではあまり刺さっていなかったけど、フルで通すとかなり良い曲で、良い意味で裏切られた。
水曜日のカンパネラ」のケンモチヒデフミさんが作曲担当。あまり詳しくないのだけど、『アラジン』や『シャクシャイン』などを聴く限り、気持ち良い音楽に耳触りが良く心地よい言葉を重ねた楽曲が好印象。
ただ、この曲は「水曜日のカンパネラ」ほどには独自路線には行っておらず、知らない人でも違和感なく受け止められるような、よそ行きっぽい上品な仕上がりになっているように感じた。
個人的に秀逸だったのは歌詞。珠鈴さんは全く存じ上げなかったのだけど、18歳とかなり若い方で。
でも、だからこその鋭い感性というか、誰しもがどこかで感じたことのある「今ならではの息苦しさ」をすごく良く表現しているなぁと単純に感銘を受けてしまった。
こうした鋭い感性の歌詞と、独特の世界観がありつつも受容力の高い楽曲と、癖がなくどんな曲でもフィットしやすいボーカル(この曲は、敢えて平坦に歌っていると感じる)が揃い、不安定さを感じさせながらも力強い楽曲になっていると思う。

ワンダーワンダー

ミュージカルの劇中で流れても違和感ないだろうな、というくらいに、イントロと最初のボーカルから舞台の情景が目に浮かぶ。楽曲だけでここまで想像を刺激するのがすごい。
5分33秒と、実は比較的長い曲なんだけど、楽曲の世界に入り込んでいるうちにあっという間に過ぎ去ってしまう感じがある。
声優だけでなく舞台などでも場数を踏んできているからこその楽曲。例えば、同じセリフ入りの曲でも、東山奈央さんの『青空ダイアリー』とはベクトルが違くて、声優よりは舞台俳優の側面がすごく強い。
1stシングルでこんなに多彩な表現などを要する楽曲を持ってきて、しかもそれが崩れずにきちっと完成されていることに驚く。
ステージの上で動いたり、色んな表情を見せたりしながら歌ったりするんだろうと思うと、絶対ライブ映えするので、ぜひお披露目してほしいところ。

輝きのエチュード(Present Track:配信は無し)

星宮いちごがいる!
当たり前なんだけど、キャラクター星宮いちごと、アーティスト諸星すみれの交差点があったらこんなボーカルなんだろうな、と素直に思える。
原曲とは違うアレンジなのも、変に比較しなくて済むし、個人的には良かった。「星宮いちごが将来、輝きのエチュードをオーケストラアレンジで歌ったらこんな感じ」というイメージ。

しかし、鷺巣さんのアレンジはやっぱり強いなぁ、、、Cメロのあたりは本当に涙腺が刺激されて、泣きそうになってしまう。。。

配信ではなく、CDにしか収録されていないのですが、アイカツ好きなら、この曲だけでもCD買う価値があるんじゃないか、と思います。

 

『つむじかぜ』全体を通じての印象

想像以上に強い曲が揃っていて、大満足でした。
正直、デビューミニアルバムの時点で完成度がかなり高かったので、次のシングルでどれくらいのことができるのか、、、と若干不安だったのですが、杞憂に終わって良かったです。

同じレーベルでも、パワーのあるボーカルならJUNNAさんや鈴木みのりさん、カワイイ路線なら東山奈央さん、しっとり路線は安野希世乃さんと、ワルキューレメンバーの存在感が強い中、どんな色を出していくのだろう、、、と思っていたのですが、今回の3曲とも、特にカップリングの2曲は、違う色を出せているような気がしました。

また、個人的な驚きだったのは『輝きのエチュード』のセルフカバー。星宮いちごとしてのソロ曲は限られており、割と「切り札」に近いカードかなと思っていたので、1stシングルから惜しみなく出してきたのは、もちろんすごく嬉しかったのですが、その一方で驚きもありました。
ただ、デビューミニアルバムから1stシングルと、これだけ多様な楽曲を歌えるなら、このタイミングで「アイカツ!」ファンに、アーティストとしての諸星すみれを知ってもらうべき、という判断だったのかもしれません。いずれにしてもファンとしてはこんな嬉しいカバーが早々に実現したのは有難い限りでした。

 

今後の予定など

前回のデビューミニアルバムの感想記事で、「2020年にやってほしいこと」として以下を書いていました。
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レーベルとしても推していきたい気持ちは感じる一方、単独ライブとかはまだまだ時間がかかると思うので、たとえば、
①タイアップつきのシングル発売
②ライブとは異なるミニイベント実施(シングルに抽選券封入とか?)
③リスアニ以外のライブに1つ出演(アニサマは難しいか。来年のANIMAXとか?)
くらいが2020年中に実現するだけでも、十分ありがたいなと思います。アーティストとしての活動だけでは無いですし。
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結果的に、①はこのシングルで達成しており、想像以上に早かったです。
また、②③は直近の社会情勢等を考えると、企画もなかなか難しそうです。
ただ、代わり?と言えるかは分かりませんが、NHK BSプレミアムの『アニソンプレミアム』への出演が決定したのは驚きました。

デビュー直後で推していきたい時期に、リアルイベントの開催などがしづらい状況なのは、ファンとしては残念ですが、逆に「こうしたテレビなどの機会の有難みも増す」と前向きに捉えていきたいなと。

 

 

アニソン勝手になんでも大賞2019

2019年はたくさんのアニソンに触れたり、ライブに参加したりしました。正確にはKOTOKOさんのカウントダウンライブが残っているけど、この辺で2019年の振り返りを兼ねて、「アニソン勝手になんでも大賞2019」として記事を書こうと思います。

 

○アニソンライブ(フェス以外)

大賞:See-Saw 17年ぶりライブ
次点:石川智晶(アニバーサリーライブ)、堀江由衣@大宮

ライブ参加はフェスが中心だったのですが、単独ライブで選ぶならやはりSee-Sawかなと。始まる前からずっと期待値が高くて、それを裏切らない圧倒的なパフォーマンスでした。

演者との距離の近さとか、曲でどれだけ盛り上がれるかとか、フェス参加が多いとどうしてもそっちに意識が行ってしまうのだけど、やっぱり根本にあるのは音楽の、そして歌の力だな、と再認識させられたライブでした。

堀江由衣さんのライブ、石川さんのアニバーサリーライブ含め、今年は年末にかけて印象深いライブが多かったなぁと。泣く泣く上記に入れられなかったけど、6年ぶりの奈々さんLIVE GRACEもめちゃくちゃ感動したし、来年以降こんな充実したライブの布陣になるなんて想像できないし、後から振り返っても、すごく幸せな1年なんだろうなぁと。


○アニソンライブ(フェス)

大賞:犬フェス(2月)
次点:マクロスクロスオーバーライブ(Day1)、犬フェス2(Day2)

今年、というか、今までで参加したライブの中で唯一号泣してしまった犬フェスが大賞。初めてワルキューレに会ったライブだったのに、直前のSee-Sawによって、ワルキューレの記憶がほぼなくなるというトラブルはあったものの、それを上回ってあまりある衝撃でした。これを超える感動を味わうのは本当に難しいと思う。

次点は、そのワルキューレを実質最前列で観ることができたクロスオーバーライブ。発見時、「54列目・・・ハァ」って思った自分をぶん殴ってやりたいです。ワルキューレもすごかったんですが、それ以上にMay'n&中島愛のパフォーマンスが半端なかったですね。これも、その日その瞬間にしかできない極上のパフォーマンス、1曲での評価というより、全体のパフォーマンスがめちゃくちゃ高水準で感動しました。

犬フェス2もすごく良かったですね。まさかの『Silly-Go-Round』が披露された初日も良かったんですが、諸星すみれさん登場で高水準パフォーマンス、からのウンディーネコラボ、が強すぎました。ライブ終了後に衝動的に諸星すみれさんのTシャツ買ってしまったのですが、そんな経験も初めて。

 

○MVPアーティスト

See-Saw

まぁ、上記で語っているので特に追加コメントもありません。2019年は初ライブの犬フェスでの奇跡の復活で始まり、12月の単独ライブで締まる、まさにSee-Sawの1年、という感じでした。感謝しかありません。


○新人王

諸星すみれ

新人アーティスト、ということで今年デビューした人に限ると、やっぱり諸星すみれさんが圧倒的。犬フェス2のライブパフォーマンスも感動したし、新三郷のリリイベも良かった。ファン層が早くから固定化しすぎると長続きしないのが世の常なので、2020年、どこかで強いタイアップ曲を出してほしいなぁ、という願望あり。


○最優秀アルバム

・『smile/諸星すみれ

年間でナンバーワンの楽曲とは言わないものの、年間でTOP10とかTOP20に入るレベルの楽曲が複数入ったアルバムでした。非常にクオリティ高く、収録楽曲も多様で、逆に2枚目以降のハードルが上がりすぎないか、ちょっと心配(笑)

声優に役者にと、活動の幅が広く、しかも学業もあるので、ここ数年はアーティスト活動のペースが大きく上がることは無いのだろうと思っていますが、継続して応援したいなと思います。

 

○最優秀楽曲(アニソン一般)

大賞:『EXPOSE 'Burn Out!!!'/RAISE A SUILEN』
次点:『はじまれ/諸星すみれ』、『ダイスキ。/大橋彩香』、『share the light/Run Girls, Run!』、『Blast!/TRUE』

楽曲は別途TOP10をまとめたいと思っているのですが、RASはめちゃくちゃ良かったですね。楽曲そのものも良いのですが、Youtubeでアップされているライブ動画が非常にクオリティ高い。このライブは行ってみたいな、と素直に感じたこともあり大賞に。

次点以降もほぼ差は無く、それぞれに良さがあってよいですね。中でも、諸星すみれさんの『はじまれ』、大橋彩香さんの『ダイスキ。』は、いわゆるアニソンファンでなくても好きになってくれる人がいるんじゃないか、という意味でも、今年のイチオシとしたい曲でした。

 

○最優秀楽曲(キャラソン

・『OVER THE TRINITY(Logos Art Form)/リーゼロッテ=シャルロック(CV:東山奈央)』

あんまりキャラソンは聞かないので候補数も少ないのですが、この曲はかなり良かった。全員で歌っているバージョンよりも東山さん一人で歌っているバージョンの方が好き。

作曲が「TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND」さんなのですが、東山さんは非常にボーカルに安定感があって、しかも精緻に楽曲の要求を再現できる方という印象があります。ちょっと無機質な曲にも合うし、曲が先行して世界観を作っているような楽曲にもうまく溶け込めるので、非常に相性の良い楽曲だなと。

最新アルバムのだと『living Dying Kissin'』も同じ作曲者なのですが、これも良い雰囲気出てますよね。ライブだとどうしても盛り上がりづらいタイプの曲になってしまうのですが(『青空ダイアリー』とか『さよならモラトリアム』はめちゃ盛り上がりますね)、東山さんのボーカルの強みを遺憾なく発揮している曲だと思うので、今後もこういう作曲者とのコラボも期待したいです。


○ライブ最優秀アーティスト

大賞:See-Saw
次点:May'n×中島愛マクロスクロスオーバー)

これもライブの感想で書いてきた通り。マクロスクロスオーバーの二人のパフォーマンスは例年だったら間違いなく大賞モノ。2017年のワルキューレライブのパフォーマンスに近い、強い気持ちを感じました。これはもう、相手が悪かったとしか。。。


○ライブ最優秀楽曲(本人披露)

大賞:『あんなに一緒だったのに/See-Saw』(犬フェス)
次点:『輪舞-revolution-/奥井雅美』、『Sunset カンフー/TrySail』(アニサマ

大賞は言わずもがなとして、次点は双方アニサマから。『輪舞~』は、まさかここで聞けるとは、という感動が強かったし、『Sunsetカンフー』は、このとき初めて聴いたのですが、めちゃくちゃライブ映えする曲で、一度ノーマーク曲だと下がりかけたテンションをガッと巻き返すパワーがすごかったです。

それまでTrySailについては、「知ってはいるけどすごく追いたいほどではない」と捉えていたのに(2018年のアニサマの個別登場がシクレ扱いなのが正直刺さらなかったのもあった)、見え方が大きく変わったという点でも印象的なアーティストさんでした。


○ ライブ最優秀楽曲(カバー披露)

大賞:『Silly-Go-Round/Fiction Junction YUUKA』(犬フェス2)
次点:『For フルーツバスケット岡崎律子』(堀江由衣@大宮)、『ウンディーネ牧野由依』(犬フェス2)

大賞は迷ったのですが、犬フェスで唯一後悔が残った楽曲を回収してくれたことへの感謝、また元々の楽曲への思い入れもあり、犬フェス2の『Silly-Go-Round』を。ただここは本当に僅差。諸星すみれさん&安野希世乃さんでの『ウンディーネ』も本当に絶品でした。。。

実は1~2週間前までは、「犬フェス2でワンツーフィニッシュだなぁ」などと思っていたのですが、堀江由衣さんライブでの『For フルーツバスケット』は本当に胸打たれました。


○おまけ:ライブがっかり枠

・RAISE A SUILEN(アニサマ
スタァライト九九組(アニサマ

最後はおまけなのですが、ライブ参加している中で、「これはもうちょっと工夫できたのでは、、、」と思った2組を。

どちらもアニサマなのですが、双方、持っているポテンシャルを発揮しきれず、不完全燃焼で終わってしまった感じがあり。オリジナルで戦える曲が多くないならまだしも、強い手札を複数枚持っているのに、1曲で終わってしまったり、関連に必然性が見えづらいカバーに走ったりするのは、いくらフェスといえども、予習してきたファンとしては結構残念な気持ちになるなぁと。

今年のアニサマは2日目のみ参加でしたが、全般にクオリティ高かったので、相対的に目立ってしまったのはあるかもしれません。
すでに触れたTrySailの『Sunset カンフー』だけでなく、angelaの『SURVIVE!』も良かったし、個人的には栗林みな実さんの『Crystal Energy』や茅原実里さんの『純白サンクチュアリィ』、寺島拓篤さんの『Buddy, steady, go!』、大橋彩香さんの『ワガママMirror Heart』、水瀬いのりさんの『TRUST IN ETERNITY』など、いい曲目白押しでしたからね。。。

 

○さいごに

2018年のアニサマで本格的なライブ参戦に目覚めたので、2019年は1年を通して本格的にライブ参戦をする初めての1年でした。

1年目にしては非常に濃い経験をたくさんさせていただき、ビギナーズラックとはこのことか、と思っていますが、こうした活動の中で、予習などを通じて、いろいろと新しい曲に触れることができるのも、大変楽しいですし、嬉しく思います。

アニソンがどんどん進化し、より幅広く受け入れられるようになっているのは、昔を知る人間からすると隔世の感がありますが、新しい時代のアニソンをありのままに受け入れ、もっと楽しい経験にたくさん出会える2020年になることを願っています。

【感想】See-Saw LIVE ~Dream Field 2019~

ボーカル石川智晶、キーボード梶浦由記のユニット、See-Sawによる17年ぶりのライブ、『See-Saw LIVE ~Dream Field 2019~』が先日(2019/12/15)開催、無事に終了しました。

約5,000人収容の東京国際フォーラムのホールAでの開催にも関わらず、チケットは一般販売開始とともにほぼ即時完売状態。
石川さんファンや梶浦さんファン、またSee-Sawファンの多くが待ち望んでいたライブ、その期待値の高さを裏付ける結果に。

 

幸運にも、そのライブに参加でき、本当に夢のような時間を過ごすことができました。。。Twitterでも多くの方が感想などつぶやいており、そうしたツイートを見かけるたびに幸せな時間を思い出し、今もあたたかい気持ちになります。

ただ、こうしたリアルタイムの情報は流れ・失われやすくもあり。
未来のどこかで、誰かが、「こんなライブがあったんだ!どんなライブだったんだろう?」と見つけやすくなるよう、ライブの概要と、今の感動を、一人称の視点で、記事に残しておこうと思います。

結果、想いが溢れすぎて、文字数5桁、しかも読みづらい駄文になってしまいました。。。

 

一人称記事として、ライブ前の気持ちの高まりや物販についても記載していますが、ライブ本編の感想を読みたい方は(4)からどうぞ。全体の感想は(5)にまとめたのでそちらを読むだけでも。

 

 

0)ライブの発表、チケット当選するまで

2019年8月、中野サンプラザで行われたYuki Kajiura LIVEの最終(追加)公演にて、シークレットゲストとして石川智晶さんが登場、その場でSee-Sawとしてライブを行うことが発表されました。発表の瞬間に立ち会えず、非常に残念。。。

時を少しさかのぼり2019年2月、フライングドッグ10周年記念イベント「犬フェス」で、See-Sawが一夜限りの復活。

このライブ、来場者向けの配布チラシに、梶浦さんライブの先行申込案内が入っていたのですが、See-Saw復活を目の前で観たこともあり、少しの希望を感じ、「石川さんがもし来るなら、最終公演だろう」との予測で、当初予定されていた最終公演に申し込み。読みは合ってたのですが、当初の最終日のあと、公演が追加されたのは完全に想定外でした。。。

 

See-Saw復活までの一人称記事は↓(こちらも長文ですみません)

anime-song.hateblo.jp

 

犬フェスの時も一夜限りの復活と思っていたのに、まさかの!単独!!ライブ!!!
非常に嬉しかったのですが同時に、「これ、(倍率的に)行けるのか・・・?」と背筋が凍ったのですが、二人のファンクラブで先行抽選申込があるとのこと。

本当に偶然だったのですが、ライブ発表の1か月前に石川さんのファンクラブに加入したばかり*で、奇跡のような巡りあわせに感謝が尽きず。

*2019年11月に行われた石川智晶さんのアニバーサリーライブ、このライブも非常に濃くて最高のライブでしたが、このライブに確実に参加するためにFC会員に

ライブ実施発表後のTwitterの盛り上がりなどを思い返し、FC先行で当たらないと本当に行けないかも、と不安が高まるばかりだったのですが、無事2枚当選。

ライブ直前の発券の結果は2階席。しかもやや遠い席でしたが、今年は他ライブでチケット運も使い込んでいた自覚もあり、やむなしかなと思っておりました。
何より、行きたくても行けない人がたくさんいる中で、どんな席であっても、チケットを握れていることに圧倒的感謝を抱いたまま、ライブ本番へと向かっていきます。

 

1)ライブ直前-ファンクラブHPでのコンテンツ先行公開-

See-Sawライブに先立って、11月には石川さんのアニバーサリーライブがあり、そこで「あんなに一緒だったのに」と「君は僕に似ている」のSee-Saw楽曲の披露も。

特に後者は想定外だったこともあり驚き&感動。また、石川さんのアニバーサリーライブに至るまでのエピソードなどもMCで話され、「See-Sawがライブできるって本当に奇跡!なんか引力めいたもの感じる!!」とテンション高く振り切れたまま12月に突入します。

そしてライブ1週間前には、「パンフレットに載りきらなかった」ということで、座談会コンテンツが石川さんファンクラブHP(梶浦さんはFC会報)に限定アップ!

これもSee-Sawファンには必見の内容で、お二人がどんな思いで楽曲やSee-Sawに向き合ってきたかなど、新しい発見満載でした。ライブのパンフとも良い意味で補完関係にあるなと思ったので、パンフで満足した方も是非!(石川さんFCでは、過去の会員限定コンテンツも見れるので座談会コンテンツも回収可能。宣伝です。)

 

2)ライブ直前-リハの様子(主にふたりのTwitter)-

1週間前ですでに尋常でないほど期待感が高まるなか、梶浦さん中心に(物販の宣伝も兼ねてか)、リハーサルの様子を関係者が嬉々としてアップしまくってくるのは本当に刺激を受けました。

梶浦さんは石川さんのことを「ちーちゃん」と連呼し、リハーサル良かった話をテンション高めにツイート、観ているこっちも楽しくなりますし、石川さんは石川さんで、このライブに対する気合を感じるツイートや、「See-Sawだからなのか、使っている筋肉が違うのかも」みたいな発信もあり、ファンとしては「やはりSee-Sawは特別な存在・・・!!」という思いを高めていくことに。

こんな特別なライブで、グッズ紹介をされると欲しくなるのが人情で、着まわせるイメージがどうしても浮かばなかったパーカー以外は買おうと決意。

手元で計算するとなかなかのお値段になって目が点になりましたが、「See-Sawのファンクラブ年会費を17年分一括払いするようなもんだから」という謎理論で自分を納得させました。(冬のボーナスは蒸発しました)

 

3)ライブ当日-物販-

こちらのパートは自分自身への備忘録なので、あまり意味はありません。物販の様子が多少気になる、以外の方は(4)へ。

今まで、ライブの物販は「開場前後にふらっと立ち寄り、もし欲しいものがあれば記念品的に買う」くらいだったため、開場前物販に開始時間前から並ぶのは初。

今回は普通のライブとは異なる位置づけでもあり、何時から並べばよいか、手探り状態。しかも、物販が13時開始だが14時には別件で会場を離れる必要もあり、念には念をと、3時間前から並ぶ予定とすることに。

しかし、当日朝、親切なTwitterの民が朝早くからの列状況をツイート。想定より早く並び始めている印象だったので、急遽予定を30分繰り上げ、9時半ごろに会場着。それでも50人目くらいだったので、今日にかけるガチ勢の気迫を感じました。早い人は7時台、もっと早くからいたのかな。。。

早く並んだのは、14時までに会場を出なくてはいけなかったのもあったけど、ライブ前日に「石川さんのCDを会場で買ったら直筆サイン入り色紙プレゼント」とのツイートを発見、これもなんとかゲットしたいと。しかし50人目、みんな同じ目的だとしたら微妙か?、などと少し不安に。

 

物販列に初めて並んでみて学んだのは、物販待ちは「ファンの顔なじみ」の人の交流タイムにもなっていること。確かに人と話すことで待ち時間の退屈がまぎれるし、熱量高い人はいろいろ考えてるなぁと。ちなみに物販待ちで交流しているのは、会話の内容を小耳にはさむ限り、圧倒的に梶浦さんファンが多かった印象。そりゃ会場も全然違うものね。。。
本を読むなどで、なんとか3時間半を耐えきりましたが、冬に屋外にずっといるのは結構きついと思った(国際フォーラムは2時間前くらいから会場内に入れてくれた)のと、お手洗いはじめ不測の事態に備えることを考えると複数人で並んだほうが安全だなと。

 

物販開始直前になり、「Swimmer」がBGMとして流れ出したときは、「あぁ、本当にSee-Sawのライブなんだなぁ」という何ともいえない気分になりました。

物販開始、1人1分だとして、50人目だと1時間で抜けるの微妙かも?、と不安だったのですが、売店窓口が20くらいあり、しかも開始3組目に並んだと思ったら前の組がまさかの3人組で2番目に回ってくる謎運を発揮。

無事買いたいものも買え、CDも購入できて直筆サインもゲット。結果的には15分足らずで会場を後に。ただ、ステッカーとクリアファイルセットも買ったはずなのに、クレカ決済にしたからか、注文ミスなのか入っておらず、、、とはいえこれもお祭り。良い思い出になりました(笑)

 

3.5)ライブ直前-パンフ-

物販でも一番人気であったと思われるパンフレット。内容も、今まで語られたことすらなかった、衝撃的な事実もいくつか飛び出し、非常に濃かったです。

ふたりの活動の原点でもあるSee-Sawはどんなものか、だけに話はとどまらず、この17年、また最新シングルリリースからの14年、二人がぞれぞれ何をしてきて、今こうしてまた再びライブをやることを、今振り返ってSee-Sawをどう捉えているか、二人の視点からそれぞれ語られていて。非常に読み応えがあるパンフレットで、時間もなかったのですが開演前に2~3回くらい繰り返し読みました。

個人的には、インタビューも良かったのですが。パンフレット冒頭の二人のメッセージが非常に熱く、心に刺さりました。特に、石川さんのメッセージの最初は、この人の言葉を紡ぐセンスに圧倒される、読む人の胸を打つ名文章だと思います。

 

4)ライブ本番-時系列に-

30分くらい前から自分でも驚くくらいに緊張していたのですが、何が来ても、何百回と聞いている。そんなライブのスタート。
何度も聞いて、耳が覚えているパーカッションとドラムのリズム。ライブ当日の朝に最初に聞いた、大好きな曲からライブが幕を開けます。

 

「優しい夜明け」→「黄昏の海」

あとから思うと、自分も緊張してたけど、二人とも緊張してたんだろうなと。
最初の2曲は特に硬い感じがあった。もし再びSee-Sawとして楽曲を披露する機会があるなら、ぜひこの2曲はもう一回歌ってほしいな、と。

しかし、高音の処理に少し苦労している印象はありつつも、中低音を中心としたボリュームと存在感のあるボーカルは健在。CD音源通りではなくても、「目の前にいるのは、本物のSee-Sawなんだ、本当にSee-Sawライブなんだ」と実感した。

 

この2曲のあとにMCが入るのだけど、ここに限らずMCは終始楽しい雰囲気だった。石川さんはパーカッションの前に腰掛けて仰いだり、もちろんそれだけ気合入れて歌っているのもあるんだろうけど、すごく自由にやっている印象があった。


石川さん中心のMCと、梶浦さん中心のMCとそれぞれあって。梶浦さんライブの時は、歌姫さんが梶浦さんに突っ込むというのはあんまりないように見えたけど、石川さんはバシッと言っていくのが面白い。「(梶浦さんMCから曲に入ろうとするときに)もう歌うの?」「(歌うのが大変な曲、という梶浦さんの話を受けて)そんな大変な曲をこの人は歌わせてるんですけどね」などなど、二人の掛け合いもすごく軽妙で、本当に17年ぶりのライブなのか!?、と思いながらたくさん笑わせてもらった。

 

「LOVE」→「Emerald Green」→「不透明水彩絵具」→「Swimmer」

この辺りからボーカルがいつもの石川さんを取り戻してくる。Emerald Greenのサビの透き通るような声、圧倒的な表現力とバックバンドの協奏に感動。
Swimmerの出だしはしびれた。低音もすごく声が出るし、石川さんの音域の広さが本当にすごい。対応力も、あと修正力もありすぎる。

梶浦さんの楽曲の世界観に、ボーカル一本で存在感をガッツリ出せるのって本当にすごいし、梶浦さんライブで歌姫さんが楽曲との調和を意識した歌い方をしているのとすごく対照的に感じた(どちらもそれぞれの良さがあるけど、梶浦さんライブでは後者が多いので、See-Sawライブみたいな前者のパフォーマンスが際立つ)

 

そのあとのMC。最も古い曲の後は最も新しい曲ということで、梶浦さん「何年前だっけ?15年?」、「(どのみちすごく前だから)もうどうでもいいよね」石川さんのツッコミは終始キレがあったw(※正確には14年前)

 

「静寂はヘッドフォンの中」→「また会えるから」

ニコニコ動画とかで色んな動画がもっと自由に(?)アップされていた時代、「喉からCD音源」と言われていたこともあった石川さん。CD音源どころか、喉からCD音源超えだと思った。

「静寂はヘッドフォンの中」、See-Saw活動休止直前の曲になると、最近の曲とも、使っている音の領域が近いというか、今の石川さんにとっての歌いやすさもあるのかもしれない、と思ったりもした。

「また会えるから」はこのタイミングで来るとは思わずちょっとびっくり。てっきりラストで来て、観客に「また会える!!!」という期待を抱かせてくれるものかと・・・笑

 

「うた」→「千夜一夜」→「夏の手紙」

「うた」はCD収録版ではなく、オリジナル版のアレンジで。初めて聴いたのだけど、CD収録版のような、ちょっと底抜けているような明るさを前面に出すような感じではなく、もう少し落ち着いた、なんというか、中性的なアレンジ、とでも言えばよいのか、、、うまい言葉が見つからないが、同じ曲なのだが違う表情を観ているような、そんな不思議な感覚。

千夜一夜」はものすごかった。これは圧倒的にCD超えてた。この曲だけでもライブ音源を切り出して売ってくれないものか。これも表現が難しいのだけど、この曲は石川さんの中でかなり消化されているというか、17年経った今の石川さんとしての歌い方が完成されているように感じた。ボーカルにめちゃくちゃ力があり、凄みすら。1曲選べ、と言われたら、迷いながらもこの曲を選ぶと思う。

「夏の手紙」、これも重厚なボーカル表現とでも言えばよいのか、今の石川さんにとっての歌い方が決まっていた気がする。アルバム販売当時と比べて、おそらく高音は少し出づらくなっている部分もあるのだろうけど、中音、また低音は以前よりも表現豊かに出せるようになっている、とひしひしと感じた。

 

この辺りから、聴いている側としての誤りに明確に気付いたというか、CD音源が念頭にありすぎて、それとの差分で一喜一憂してしまいがちな聴き方をしている自分がいたことに気づいて、それを恥じた。もっと素直に、目の前の音楽を楽しもう、17年の時間経過によって生まれた変化を楽しもう、と。

 

「記憶」→「Obsession」→「edge」→「君がいた物語」

.hackゾーン、もう強すぎた。パワフルな石川さんが舞台中央で暴れまわる。アルバムに入ってない「edge」を拾ってくれたのもすごくうれしかった。

「君がいた物語」はいつかの梶浦さんライブで、歌姫複数名によるカバーを観たことがあったけど、最初だけ聴いて、やっぱ本家だなぁ!!と思ってしまいました。一人のボーカルで「表現できるモノの幅」が違うなと。声量とか表現力とか、厚みとか。それを含め、聴いている人を巻き込む力が圧倒的だなぁと。。。(カバーバージョンが好きな方も多くいらっしゃると思うのですが、個人の思い入れには勝てず、、すみません)

 

「あんなに一緒だったのに」→「indio」

石川さんの「全員Stand Up!」で一斉に立ち上がり、石川さんに合わせて腕を振る会場。二人がこの曲を今も大切にしていることがすごく伝わってきた。石川さんの会場煽りは、いつかみたアニサマライブの映像とダブる。あの時も「あんなに一緒だったのに」を歌って、会場を煽ってたなぁ、とか。

アニサマで一人で歌っていた「あんなに一緒だったのに」は、今年に入るまで、犬フェスで奇跡の復活を遂げるまでの間、自分の中で唯一といっていいような、カバーでないSee-Saw楽曲がライブで披露された記憶だった。

そんな記憶が、今この瞬間に、まさか本当に2人の、またバックバンドもそろってのライブの記憶で上書きされるなんて。1年前の自分ですら思いもしなかったし、長い間待ち続けてきて、本当によかったなぁと。

本編最後の「indio」、これもすごかった。まるで教会の中にいるかのようなイントロ、徐々に感情の波が高まっていくボーカル。歌詞のある部分の表現力もすごいんだけど、曲の後半、ボーカルも一つの楽器として演奏しているような、でもどの楽器よりもまばゆい存在感がある、そんな神々しさすら感じる歌を終え、石川さんだけが先にひとりステージを去っていくのめちゃカッコよかったし、そのあとに曲を丁寧に締める梶浦さん&バックバンドのみなさんもめちゃくちゃよかった。

 

本編終了からアンコール

ライブの間、ずっと圧倒されていて。

1曲1曲にものすごく思い出が詰まっているし、目の前に現れるパフォーマンスと、自分の記憶の中にある楽曲に差分が発見できるし、とにかくずっと感情を揺さぶられ続けていた時間だった。

でもMCはまるで中学とか高校の同窓会みたいな、ラジオ番組のように肩の力が抜けた感じで笑える話も多く。ライブ全体としてあっちこっちに感情が運ばれて、泣くのが良いのか笑うのが良いのか、その意味ではすごく感情を消費する時間でもあった。

でも、何よりも、この瞬間がものすごく楽しかった。たぶんそれは会場の全員がそう思っていたし、だからこそ本編が終わって全員がステージを降りても、戻ってくる、と確信をもって、言葉もなく手を叩いていた。あのとき、会場全体が偽らざる気持ちで「もっと聴きたい!!」と強く願っていたと思う。

 

アンコール①:「Jumping Fish」

梶浦さんと石川さん二人だけで出てきたので、パンフにもチラッと書いてあった「Jumping Fish」かなと思ったらその通りに。

キーボードとボーカルだけでこんなできちゃいますなんですね、ってくらい、楽曲として完成されていて、これはこれで言葉が出なかった。本編が「最高級の料理!味付けもばっちり決まってます!美味しいでしょ!」だとすると、アンコールは突然「鮨です。醤油もつけずにそのまま食べてください」って感じでポンと出てくる。でも素材が旨すぎる。

ボーカル一本であれだけの表現ができる、それを客席に伝える石川さんがすごいし、そしてそんな魅力十分な曲を書き下ろしつつ、石川さんが敢えてテンポを少しアレンジしたところに淀みなく合わせる梶浦さんもホントすごい。

二人の確かな実力もそうだけど、この曲では「二人だけがわかっている、何か捉えがたいもの」を見せつけられた。この一曲だけは、本当に二人だけの時間だったような気がする。

 

アンコールMC

本編のMC、最初に少し書いたくらいで後半はいろいろ省いてしまったが、最後の石川さんのあいさつは本当に底なしに感動した。この人が持つ表現することへのこだわりと地力・底力を感じた。

 

「人生はいつも一人称。17年経って、自分はもっとすごい人間になっているもんだと思っていたけれど、全然そんなことはなくて、自問自答の繰り返し。読みかけの本のような、そんな感じで終わるんだなと思っているんだけど。でも、その本の中の1ページを、今日梶ちゃんと一緒に、素敵な色で染めることができたこと、本当に嬉しく思います、ありがとうございました」

 

細かい表現は多少違ったかもしれないけど、こんな印象に残る素敵な言葉を届けることができる石川さん。See-Sawとしての活動が休止になったあとも、石川さんの歌声が好きで、この人の世界観が好きで。そんな単純な理由だけだったけど、この人を今までずっと追いかけてきて良かったな、とすごく感慨深かったです。

 

アンコール②:「君は僕に似ている」

最後の曲としてこの曲。11月の石川さんライブで聴いていたのと、直前の石川さんMCが本当に良くて、そっちに心が行ってしまったこともあり、おそらく他の人ほどには今日のこの曲には衝撃を受けなかったのだけど。

この曲(歌詞)を最後に持ってくることの意味を考えてしまうし、敢えてこの曲なんだなぁと。17年ぶりに同じ舞台に立って、最後にこの曲を二人でやることになったこと、どういう気持ちなんだろうとか、やっぱり色々と考えてしまう。でも、この曲の歌詞に込められたメッセージが、二人にとってのSee-Sawとは何か、の回答なんだとするならば、ファンにとっても、ものすごくうれしいことだよね。

 

5)ライブ全体の感想

もっと感傷的になると思っていたし、ボロボロ泣くんじゃないかと思っていたんだけど、全然泣かなかった。終演後の一言めは「ものすごく楽しかった!!!!!ありがとう!!!!!」だった。

犬フェスの時はボロボロ泣いてしまったんだけど、その時は「二人の中でSee-Sawが終わっていなくて、See-Sawは今も存在するんだ」ということが分かったことへの衝撃があまりにも強くて、この先の未来にSee-Sawの可能性があることの嬉しさに涙した。

今回は、色んな楽曲が出てきて、泣いている暇がないくらい色んな感情が刺激されたのもあったけど、MCはとにかく面白い話が多かったし、なんといっても二人がずっと「楽しむ」「楽しむ」と言っているからには、観ている側も感傷に浸るんじゃなくて、最大級に楽しまなきゃな、と思ったのもあった。

もちろん、アンコールのMCとか、「indio」とか、「君がいた物語」とか、随所に気持ちがかなり高ぶるポイントもあったし、普通のライブだったら感情決壊して泣いてたと思う。

 

あと、少し上でも書いたのだけど、途中で「活動休止以前のSee-Sawの影を追いかけている自分」に気がついて。

目の前の二人は、同じ楽曲を披露してはいるが、曲中の表現やアレンジ、テンポなどを、今の二人に合わせて、今のSee-Sawとして楽しんでいて。自分はどこかCD音源にとらわれているけど、二人は今を生きているし、その分だけ先に進んでいる。今回のライブだって「Dream Field 2019」だ、と自分の中で繋がった瞬間があった。

今を生きている二人の楽曲を、今の自分が楽しまなくてどうする、そんな気持ちで、目の前の楽曲をありのままに受け止めていたら、すごく楽しくなってた。

 

そんな風にモードが変わった後半は、17年前と今との違いというか、17年でどんな風に新しく変わったのかをワクワクしながら観ていた。その中で、17年前のSee-Sawと、今のSee-Sawでは、おそらく違う「ベストな化学反応」がありそうに思った。

たとえば、CDから受けるものとの印象の変化量で言えば、「千夜一夜」はもはや別物だと思ったし、今回のライブでも一番衝撃を受けた。この曲、パフォーマンスとしても圧倒的だけど、加えて、今の石川さんの単独ライブのセトリに入っても違和感ないと思うくらい、今のボーカルともすごくマッチしているように思った。

 

そして、その17年前と今が違っているからこそ、今後、See-Saw(という名前を使うかも分からないけど)の新しい方向での活動をするかもしれない、という期待も逆に高まった。

『Dream Field』の時とは、やっぱり声や楽曲の強み・特徴も少し変わっているように感じたし、逆にそうした特徴がより発揮されるような共作、それこそたとえば「鬼滅の刃」のコラボのような、See-Sawというくくりにとらわれない二人の新しい共作の形が、今後また出てくるかもと。

もちろん、それが「See-Saw」という形であるならば、ファンとしては、それ以上に嬉しいことはないけれど。

 

自分にとって、See-Sawのライブパフォーマンスに触れられなかったことは、人生における大きな心残りの一つだった。それがまさか、こんな最高の形で実現するとは思っていなかったし、夢のような時間だった。

お二人に、またこのライブを実現させるために尽力したすべての人に頭が上がらない。

 

たぶん、自分の人生における将来、いつの時点でも、この日のことは思い出せると思う。もちろん、細かい記憶はどんどんおぼろげになっていくだろうけれど、長く待ち焦がれていたライブの瞬間に立ち会えたこと、本当に生きていて良かった。

お二人ほどではないにせよ、自分の人生の本の1ページを、「See-Saw」という色で、すごく綺麗に染めることができたライブだった。本当に感謝が止まらない。

 

こんな感動的な瞬間に立ち会えるライブはやっぱりやめられないですね。

 

6)参考:ライブセトリ(一覧)など

※セトリは色んなところにありますが、↓がシンプルにまとまっています。

https://www.livefans.jp/events/1168006 

 

※本編含めMCの内容は、下記ツイートからさかのぼっていただくのが良いように思います。MCの内容を思い出すのにあたり、この方の記憶力と一連のツイートには感嘆しました。速記術とかされているのな、、、と思ったり。

 https://twitter.com/Chiaki_info/status/1206482023121973248

 

本ライブでドラムを担当されていた佐藤強一さんの感想ブログ。他にも色んな方が感想を残されており、これはそのうちのひとつです。
いかにSee-Sawが色んな人から愛されていたかが分かる、心の暖かくなる記事です。

https://www.satokyoichi.com/post/see-saw-live-dream-field-2019%E3%82%92%E7%B5%82%E3%81%88%E3%81%A6

 

7)参考:グッズなどの戦利品(写真)

祭りの思い出。まさかこんなにグッズが展開されるとは思ってなかった。

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マグカップは普通に使いたかったので2セット購入

 

個人的にとても嬉しかった、早く並んでよかったと思えたのは物販会場で石川さんのCDを購入した人に先着でプレゼントされた石川さんのサイン入り色紙。「See-Saw LIVE」という表記、一生モノの宝物です。

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なぜか前夜のCDが手元に無かったので良い機会だと思い購入